今回は、山エサ定番の日清チキンラーメンについて。
もし統計をとれば、4、5日のテント泊山行をする際、そのうち1食か2食はインスタントラーメンにしているという結果が出るはずだ(多分)。単独行の人は特に。
インスタントラーメンは簡単に調理できて、時間や水や燃料を節約できることはもちろん、アルファ米、パスタと並んで貴重な山での炭水化物補給源だ。山の食事というのはつまるところ、この三大炭水化物源をいかにおかずと組み合わせ、ローテーションさせていくかという点に尽きる……とは断言出来ないが、それに近いものがある。
【 チキンラーメンは砕いて、ジップ袋に詰める 】
数あるインスタントラーメンの中でも、なぜチキンラメーンがいいかというと、麺自体に味がついてるからです。そこが肝。
スープが別ではないので、何袋かを一気に粉砕して、1つの大きめのジップ袋にまとめるということが出来ます。
そうすることで、その時の気分に応じて適量をそのジップ袋から出し、量を調整しながら調理できます。余らせて無駄にすることも、食べ足りないということも減ると思います。

チキンラーメンは砕いてジップロックに入れられるので、とても便利!
ラーメンを砕いて持っていくと、以下のようなメリットとデメリットがあります。
■ 長所
・パッキングの際、嵩張らない。袋ごと持っていくのに比べると、3分の1程度の嵩になるはず。また、流動的で隙間にも詰めやすくなる。
・食べたい量だけを食べられる。量が調整できるので間食にもなる。
・茹でる時間が減り、燃料と水の節約にもなる。
・大きなコッヘルが必要ない。
・味噌汁やスープと組み合わせて、味のバリエーションを楽しめる。
・行動食やおやつとして、そのままつまんで食べられる(ちょっとカラいけど)。
■ 短所
・砕いてあるので箸では食べづらい、武器はスプーンを。
【 レビュー 】
・カロリーは375kcal(1袋85gあたり)。麺を油で揚げてあるのでカロリーは高く、炭水化物や脂肪の含有量も満足。
・上記のように砕いてジップ袋に入れて行くことで、携帯性は抜群に上がる。すでに粉々なので、移動中も気にしなくても済む。
・開封してジップ袋に移し替えても、山行期間中は余裕で持つ。ただ、油で揚げたもの(麺)は酸化するので、こればかりは賞味期限を守ったほうが良いと思う。
・安いし、どこでも買えるのがすばらしい。
【 独断評価 】
カロリー | ★★★★★ |
美味しさ | ★★☆☆☆ |
たべやすさ | ★★★☆☆ |
携帯性 | ★★★★☆ |
入手しやすさ | ★★★★★ |
値段(安さ) | ★★★★★ |
これは、優良ヤマエサです!
【 栄養成分表 】
1食(85g)当たりエネルギー | 375kcal |
たん白質 | 8.3g |
脂質 | 13.7g |
炭水化物 | 54.7g |
ナトリウム | 2g |
ビタミンB1 | 0.66mg |
ビタミンB2 | 0.77mg |
カルシウム | 312mg |
→ 日清食品・製品情報サイト
【 まとめ 】
カロリーが高く、食事、非常食、おやつ、または行動食にもなるので、装備に加えても損はないものだと思います。粉々にして持って行けば、荷物にもなりませんし。
(オリジナル)新マスコットキャラ・チキンラーメンマン
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