山とスキーとローゼンメイデン

登山、スキーについてのブログです。 また、ローゼンメイデンについての記事も書いています。

『岳人』 2012年8月号


特集は「ひとり山歩き 大人の山岳部」。 単独での縦走やハイクに関する記事です。 山岳ガイド笹倉孝昭さんは山行前にやっておく作業として、地形図の準備や概念図作成、ルートのアップダウン表作成を挙げる。 山岳部や山岳会に入っている人ならお馴染みの作業で、初心者の頃には山行前に必ずやらされたと思うし、この辺はパーティ山行だろうと単独行だろうとやることは同じだ。 ただ、他に頼る者のない単独行では特にこのへんを徹底して、改めてPlan・Do・Checkを見直そうという戒めなのだと思う。
この特集では何人かの単独行時の装備紹介もしている。 独自の工夫や身近な道具の意外な使い方なども紹介されたりして、参考になることが多い内容です。 あと、単独行だとやはり食事は地味目になりがちな傾向だとか。

第2特集は、「私の好きな山の花」。 4人の方が山の花について思いを語る。 ちなみに、自分が北アルプスでパトロールの仕事などやってる時に、登山者から受けた質問で一番多かったのが小屋までかかる時間、次点が花の名前を教えてくれというものでした(見えている山の名前を聞かれることより多かった)。

連載「山道具を試す」は、クライミングヘルメットの紹介です。 2012年は一般ルートを縦走する登山者もヘルメット装着する人が増えた、と筆者は言う。 その要因として、1、ヘルメット装着の呼びかけが功を奏した、2、ヘルメットの軽量化しデザインも良くなった、ことを挙げている。 記事にはない私見ですが、東日本大震災の影響でヘルメットを購入して、せっかくだから山に持って行こうということになった人も結構いるのでは、と思います。 いずれにせよ、一般ルートでもヘルメットを携行する人が増えたのは良い傾向な気がします。





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『岳人』 2012年8月号

定価 800円 (762円+税)
発行 2012年7月15日 発売
出版社 東京新聞

今月号の満足度: ★★☆☆☆
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『山と渓谷』 2012年8月号


特集は「日本の名急登100」。 谷川岳西黒尾根、烏帽子岳ブナ立尾根、そして甲斐駒黒戸尾根といった「急登」と呼ばれるコースの特集。 丁寧なコース紹介は良いのですが、山渓編集部の(悪い)癖が出ていて、「名急登ランキング」や「いま、急登を登る意義とは」というテーマの対談を載せて、焦点のはっきりしない記事となってしまっている (急登をランキング付けしたり、急登を登る意義や定義を考える必要なんてないのでは?と思うのですが・・・)。 とはいえ、対談は岩崎元郎さんと重廣恒夫さんという偉大なお二方によるもので、議題はともかく、おっしゃることは興味深い内容になっています。

連載記事「ギアトレック」、今回のお題は「夏山テント泊に選んだ軽量ダウン寝袋」です。 3シーズン用というよりも夏山専用の、軽量のダウンシュラフ5製品をピックアップして比較・検証している。 3000メートル峰では晩夏から秋口でも使用はちょっと厳しそうだが、そのぶん重さも500~750gに抑えれれていて「シュラフカバーだけでは寒いけど1000gのダウンシュラフでは暑くて寝苦しい」という非常に限定された環境下で使う寝袋選びに役立ちそうな記事です。 今回のベストバイとして、ウェスタンマウンテニアリングの「Summer Light」を挙げている。
この連載「ギアトレック」は検証が丁寧ですし公平で、信頼できる記事だと思います。 話題になりにくい小物や隙間的な装備を取り上げてくれるのも嬉しい。 ただ、今回に関して言えば、さすがにニッチすぎる気がする。 山を続ければ寝袋は数種類買うことになるけれど、夏専用というのは(買うにしても)一番最後に買うもので、持っていなくても何の不都合もないものだろう。 価格も、2万5千円から9万円といい値段する。
でも逆に言えば、あまり比較検証記事に取り上げられることもなく口コミ情報なども少ない装備なので、購入を考えてる人には、この記事は貴重な情報となるはずです。





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『山と渓谷』 2012年8月号

定価 1,000円 (952円+税)
発行 2012年7月14日 発売
出版社 山と渓谷社

今月号の満足度: ★★☆☆☆
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関連記事

『岳人』 2012年7月号


第1特集は「夏山へ 登って泊まる」。 夏山の縦走・トレッキングの特集で、コースタイム2~3泊ぐらいの一般ルートをいくつか紹介。 小屋の魅力やテント泊の醍醐味や、それと合わせて注意点も掲載している。 夏山シーズンの到来を感じさせる特集です。

第2特集は「渓に自由存す 沢のガイドと基礎技術講座」。 先月号に引き続き、初級者のための沢登り特集です。 今回はもう一歩踏み込んで必要な道具や支点の取り方、直登・巻き方などをイラストで説明している。 また、グレードの低めの沢の遡行図やコースタイムなども載っています。
もちろんこれを読んだだけで未経験者が単独で沢へ行けるというものでもありませんが、沢の魅力や概要がよく伝わってくる記事です。





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『岳人』 2012年7月号

定価 800円 (762円+税)
発行 2012年6月15日 発売
出版社 東京新聞

今月号の満足度: ★★★☆☆
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『山と渓谷』 2012年7月号


特集は「心に残る山、剱岳」。 剱岳づくしの特集で、別山尾根や早月尾根からの一般ルート、源次郎尾根や八ツ峰などのバリエーションルート、沢登りルートなど様々なコース記録・ガイドを掲載している(無雪期オンリー)。 また室堂まで含めた剱周辺の宿泊施設や最新事情も紹介していて、なかなか妥協のない記事という印象を受ける。 これだけ1つの山を徹底的に特集した記事も珍しい気がする。

第2特集は「『山食』の達人 おいしい山ごはん 2012」、いくらあっても困らない山エサ料理レシピも紹介されている。 付録のDVDと連動。

今号は山渓7月号恒例、DVDの付録付き。 本誌に紹介されているレシピの料理動画など役に立つかもしれない。 コッヘルでの米の炊き方も動画で紹介しているが「本に書いてあることをそのまま実行してみた」程度の内容で、せっかく動画なのにそのメリットを活かしきれていないように見える。 実際に炊く時は時間を計るより、匂いや音、湯気の量などの方が火力調整や火を止める時の目安として有効だから、音の変化や湯気量などを動画で伝えた方が価値のあるDVDとなった気がする。





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『山と渓谷』 2012年7月号

定価 1,100円 (1,048円+税)
発行 2012年6月15日 発売
出版社 山と渓谷社

今月号の満足度: ★★★★☆
(本誌2つの特集は良かった、付録のDVDは製品の宣伝がメインで良くなかった)
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関連記事

ROCK & SNOW No.59

- ロックアンドスノー 2013春号 -

ロクスノ2013年春号(通巻第59号)が3月6日に発売されました。






特集は「日本の名ルート100」。本誌で数年ごとに組まれる特集で、日本全国の各エリアから100本のフリークライミングのルートをよりすぐって紹介するという企画。(100名山同様に)この100本以外にも良いルートはあるがクライマーたちにとって1つの目安・目標になればいい、という意図に基いて紹介しているようだ。
この「名ルート100」は数年ごとにこまめに改定されている。というのも、フリークライミングのルートは開拓されたり、逆に閉鎖や登攀禁止などによる人的理由による流動が激しいからだそうで、そういう意味で「深田久弥の100名山」というよりは「ミシュランの格付け」に近い企画である、と執筆者は言う。今回からは選定するルートのグレードを5.9から5.13aに限定して、より多くの人を対象にした企画となった。


シリーズ連載・クライミング道場は「決めろ、かき込めヒールフック」。ヒールフックに関する技術指南記事で、ホールドに対してヒールを何度くらいでひっかければ良いかとか、股関節に意識を向ける必要性まで説いていて参考になります。また、自宅でイスでできるヒールフックの練習法もイラストとともに記載されている。


ノルウェーの「The Change」をアダム・オンドラが5週間に渡るチャレンジの末に撃墜し、このルートに5.15cのグレードを与えるに至ったレポートも読み応えがある。「5.15bにしてはハードすぎる」、というオンドラの言葉はインパクト絶大だしカッコ良い!(今このセリフを言えるのは、世界に2人だけですね)。


特別レポート「キャシャール南ピラーの初登」も掲載。花谷泰広さん、馬目弘仁さん、青木達哉さんの3名による南ピラー初登攀の記録で、登攀6日目にキャシャール山頂に到達するまでの経緯を綴る。いかにも正統なアルパインクライミングって感じのする山行記録です。

ちなみに2013年4月、この登攀に対してピオレドール賞が贈られました。
 → 馬目弘仁率いる隊がキャシャール峰南ピラー初登攀でピオレドールを受賞
(この受賞に関しては、次のロクスノに詳しく紹介されると思われます)


次号の発売日は、
2013年6月6日(木)



『ROCK & SNOW 2013春号 No.59』

定価 1,400円 (1,333円+税)
発行 2013年3月6日 発売
出版社 山と渓谷社
URL http://www.yamakei.co.jp/products/2812906222.html






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