山とスキーとローゼンメイデン

登山、スキーについてのブログです。 また、ローゼンメイデンについての記事も書いています。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
ソウルスライド2014



『ソウルスライド 2014』


テレマークスキーの専門ムック 『SOUL SLIDE - ソウルスライド』 2014年度版が、2013年11月29日に発売されました。

ソウルスライドは年に一度刊行されていて、これで通巻第9号です。
今回も記事と連動している映像を収録したDVDが付録です。

ちなみに今号は、あのお方がDVDに登場です (もちろん本誌にも)。 必携の一冊です!



■ 付録DVD

ついに塾長来ました!!
裏磐梯テレマーク塾の桐澤雅典塾長です。

日本で最も偉大なテレマーカーの一人にして、自分が今でも最も尊敬するテレマーカーです。 テレマークを始めた早い段階で、この方の指導を受けられたことは幸運でした。

塾では技術のみならず、テレマークスキーの楽しさも教えてくれます。 テレマークに興味を持っている方がいたら、まずはテレマーク塾に参加してみるように勧めています。

ちなみに、自分がインラインスケートを始めたのも、ここでオフトレとして活用できることを教えてもらったからです。

塾で一緒だった方とは今でもツアーに行きますし、本当にいろいろなことを得られる合宿です。

                 ◆       ◆       ◆

付録DVDトラック1は、塾長が講師を務めるビデオ講習です。
23分あります。

このDVDは臨場感があって、塾長が挨拶したときに思わず 「よろしくお願いします」 と声に出してしまいました! あの、スキー場全体に響き渡る塾長の声もまんま収録されてる感じです。

コンセプトは細板革靴での滑走ですが、同時にテレマークの原点であり基礎の部分なので、ソウルスライドを手にするような方なら全員が参考にできると思います。


また今回は、クロスカントリースキー (XC) 板を履いてのテレマークターンを練習する意味やポイントも紹介しています。

ソウルスライド2014付録DVD XCでテレマーク
XC板でなにげなくテレマークターンを決める桐澤塾長、実際にやってみるとすごく難しい

XC板は本来スケーティングをする目的で作られているので、スチールエッジが付いておらず細身です。 またキャンバーが大きいので、後ろ足に十分な荷重がかかっていないと板の反発力に負けてしまいターンができません。 なので、後ろ足に荷重する練習や正確なポジショニングのチェックにはXC板を履いてのテレマークターンが有効というわけです。

板を返していく際に伴う体重移動などのアクションは滑走系スポーツのみならず、歩行など日常動作にも共通する動作です。
スキーをやれば夏山等でザレ場の急な下りを歩く時も安全で正確な足運びができるようになりますし、インラインスケートやアイススケートをやっている人は、未経験でもわりとすんなりスキーを始めることができたりします。 塾長のおっしゃる通り、何かをやって損になることはまずないのだと思います。


内容とは関係ないのですが、今回塾長がXC板にエクストラホットを選んだというのも、絵面的に最高です。 こういう、みんなで観る時に盛り上がれるツッコミどころみたいのを作ってくれるのも、塾長のお人柄です。

クロスカントリースキー板 OneWayのExtra Hot
今回、塾長が履くクロカン板はOneWayのExtra Hot、表面のデザインがオシャレ♪

桐澤雅典さんは山渓から出ているクロスカントリースキーの本も執筆されているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。


DVDトラック2は、パウダーを滑る際のコツやテクを伝える講習映像。 担当するのは、こちらも偉大なマスター・川上敦さん。 今回の付録DVDは本当に豪華です。

圧雪・整地されているスキーゲレンデではかなり上手く滑れるのに、山に入ると全く別人のように滑れなくなって、特に楽しいと聞いていたパウダーでは、ターンごとに雪に引っ掛けて前のめりに転んでしまったり、という人も少なくないと思います (自分もそうでしたが)。

そういう人は必見の映像です。 これを観て、ゲレンデで練習する時も後ろ足を意識しながら滑れば、絶対にパウダーも滑れるようになるはずです。


トラック3はNTNシステムについて、トラック4には北海道を滑走するボーナス映像がそれぞれ収録されています。


ソウルスライド2014付録DVD

  [DVD]
  67分 ステレオ
  ALLリージョン
  片面一層
  16:9




■ SOUL SLIDE 本誌

今号は 「用具」「技術」 をコンセプトにしています。

板やブーツはもちろん、ウェアやビーコン、それに雪崩に巻き込まれてしまった際に埋没を回避し一命を取り留めるのに有効とされるアバランチ・エアバッグも紹介します。

アバランチ・エアバッグについては、そろそろどっかのメジャー山岳誌が本格的に特集を組みそうです。 これ、岳人や山渓もまだ紹介程度にとどめていて、特集を組んだことがありませんね。


今回は 「用具」 特集として、3名のテスターが「ややマイナー」 ブランドの板に試乗して、評価・レポートしています。 6ブランド・6モデルをテストしますが、ほとんど全てのモデルがセンター100mm以上あります。

紹介されていた中で一番興味深いのは、やはりボレー (Voile) 社の Charger BC という板です。 センターが110もあるファット板なのにソールがステップカットになっているらしい (普通、ウロコ板と聞いたら細身な板をイメージしてしまいます)。 で、イロモノ系と思いきやテスターさんたちの評価は高く、特に川上敦さんは今回のベスト板に選出されていました。


今号のソウルスライドは、NTNの紹介にも力を入れています。
今まで、「微妙」 と評価されがちでしたが、スカルパのTXみたいなATにも使えるブーツや、昨シーズンからはフリーダムという軽いビンディングも投入されるなど、なにかと話題の尽きないNTN周辺。 そろそろ本格的に普及を始めるのかもしれない。

本誌では倉金純也さんがNTNはいかにすぐれたシステムであるかを語り、付録のDVDでは見事な実演を披露してくれます。 確かに倉金さんが語られるように、テレマークにアルペン的な鋭利さも加わって面白そうに見えます。 でも、個人的にはNTNはスルーです。


                 ◆       ◆       ◆

今号は購入後、忙しくてずっと未開封のまま放置していましたが、桐澤塾長が出ていると知っていたら最優先で読んでいたのに残念です。 編集部の方には、表紙に大きく桐澤塾長の名前を入れて欲しかったです。 そうすれば、売上げも伸びると思います!

140206_03.jpg



ともあれ、すばらしい号でした。




    ●A4変型
    ●138ページ・DVD67分
    ●1,680円(税込)
    ●2013.11.29 発売
    ●出版社: スキージャーナル<公式ページ








【前号】
『SOUL SLIDE 第8号 - ソウルスライド 2013 -』感想・レビュー


関連記事
スポンサーサイト
ソウルスライド2013



『ソウルスライド 2013』


テレマークスキーの専門ムック 『SOUL SLIDE - ソウルスライド』 2013年度版が、2012年11月27日に発売されました。

ソウルスライドは年に一度刊行されていて、これで通巻第8号となりました。
今回も、記事と連動している映像を収録したDVDが付録です。



■ SOUL SLIDE 本誌

今号は全127ページなのですが、実にその半分近くが巻頭特集のアラスカ遠征レポート 「男たちのマイルストーン アラスカ」 に占められます。
今回アラスカへ行ったのは、上野岳光さん、餌取浩さん、そしてフジケンさんの3名です。

付録のDVDにも映像が収録されていますが、この3人がアラスカの急峻な斜面にドロップしていき、雪煙を舞い上げながら滑走する姿はそれはもう迫力があります。 この映像を観られるだけでも、今号は買う価値があると思えるくらいです。
雪質や天候のコンディションも良さそうで、気持ちよさそうにターンを決めていく姿を見ているだけでテンションが上がります!


ただ、DVD収録映像はこのように最高なのですが、本誌の記事ははっきり言って退屈です。 写真も文章も素晴らしいのですが、とにかく長く感じて、(失礼ですが) 途中で飽きてしまいます。

その理由は明白で、というのも日程等の記述がなく、どこをヘリや車で移動し、どの山から滑ってどこへ抜けていったのかを示す地図も記載されていないので、読者は全体像を把握できないからです。 個々の写真や文章は良いのに全体がぼやけてしまっているから、読んでいて退屈に感じてしまうのだと思います。

編集の意図でアラスカの雄大さとテレマークの楽しさを前面に押し出したのかもしれませんが、長大な特集ですし、日程を記載するだけでもそれがインデックス的な役割を果たしてくれて、もう少し読みやすい記事になった気がします。 また、コースタイムや地図があれば、今度アラスカへ行ってみようという人が計画を立てる際にも活用できる記録になり得たと思います。

映像は文句なしなのに、記事と付録の連動がうまく行っていないのが残念でした。


アラスカ特集以外の記事では、個人的に 「細板ウロコの楽しみ方」 と 「てれまくり 2013」 レポート、冒頭の 「編集者のテレマークに対する想いを綴った文章」 が好きです。
ソウルスライドはスキージャーナル社が発行していますが、アルペン的なスピード・滑降技術の追求に囚われすぎることもなく、テレマークスキーの持つ独自性に敬意を払い、その精神を大切にしている感じがするので好感を持てます。



■ 付録DVD

DVDの内容もアラスカ滑走がメイン。


140109_03.jpg



餌取浩さんと上野岳光さんが履いている板はアトミックのAUTOMATIC(かな?)とMOVEMENTのJackalで、それぞれセンターが110くらいある極太ですし、フジケンさんも中板から太板くらいのエランを履いていて、そういう板を付けてアラスカの大斜面を滑る3人の姿は迫力あります。


トラック2、上原あずささんが主催するスキースクールの映像では、アラスカでのダイナミックな個性的な滑りの映像とは打って変わって、あまり癖のない、いかにもTAJの指導要綱に忠実な (教科書通りの) きれいなターンが見られます。
カメラアングル的にも、ターンのタイミングや板の返しなどわかりやすく伝わってきて、始めたばかりの方がお手本・参考にするのであれば、こちらの映像が役に立つと思われます。


ソウルスライド2013付録DVD

  [DVD]
  33分 ステレオ
  ALLリージョン
  片面一層
  16:9






年に1号しか出ない貴重なテレマーク専門誌、テレマークやってる方・興味のある方はぜひ手にとってみてください。




    ●A4変型
    ●127ページ・DVD33分
    ●1,680円(税込)
    ●2012.11.27 発売
    ●出版社: スキージャーナル<公式ページ








【前号】
『SOUL SLIDE 第7号 - ソウルスライド 2012 -』感想・レビュー


関連記事

『岳人』 2012年3月号


第1特集は「山スキー2012」。 恒例のバックカントリーのエリア・ルートガイドです。 37ページとボリュームがあり、エリアも北アや北海道、西日本など多岐に渡っている。 新しい発見はないけど、なんとなく手元に置いておきたくなる、そんな感じの特集です。

第2特集は「東日本大震災から1年」で、放射能による影響を考えるというもの。 この特集は流し読みしても構わない気もしますが、この中の”汚染から身を守る山歩きの注意点”という記事は、汚染されていると思われる山域で個人として注意すべき点(採水時や山菜などを採る際の注意点など)を具体的に記述していて、読んでおいて損はない気もします。

「電子国土基本図で変わったこと」は興味を引く読み物でした。 2007年に公布・施行された「地理空間情報活用推進基本法」、これに伴って変化している地形図をとりまく環境を紹介している記事です。 去年くらいから話題になっている送電線や50m以下の橋が記載されないという話は、国土地理院のサイトで提供されている電子国土基本図でのことで、当分の間は紙の地形図に変化はないであろうと予測している。 ただし電子国土基本図が主幹となっていくので、これに記載されないことになった項目については、今後、紙の地形図でも更新されなくなってしまう可能性はあるという。
この記事の執筆者は、地形図の大きなユーザのひとつである登山界がこの問題を掌握しているのか疑ってしまうほど反応が鈍い、とも言っている。 確かに地形図は一度買うとあまり買い換えないし、GPSの普及で相対的に依存度が低くなっているが、それでもいざという時一番頼りになるのは地形図である以上、執筆者の言う通り、その記載内容が変更されることにはもっと敏感になる必要があるのかもしれません。

  → 国土地理院サイト > 地図・空中写真





∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵
『岳人』 2012年3月号

定価 800円 (762円+税)
発行 2012年2月15日 発売
出版社 東京新聞

今月号の満足度: ★★★★☆
(山スキー特集を組んでる号はやっぱりお買い得な感じがします、個人的に)
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴



『山と渓谷』 2012年3月号


特集は「単独行読本」。 こういう特集では、単独行(や山行)になんとか意味を持たせようとするけれど、大抵は後付けでもっともらしい理由がコジツケられだけの、白々しい内容になってしまう気がします。 なので、座談会で”単独行の楽しみ方”というテーマでしゃべっていても全然面白くありません。 今回の大西氏の単独行ルポは、文章も生き生きしているし実録ならではの迫力もあり、この方が直截的に語らなくてもよほど単独行の魅力が伝わってきます。
編集の仕方にもう一工夫が欲しい特集でした。

山の小物インプレッションは今回で最終回。 目の付け所が結構良くて、ひそかに楽しみだっただけに残念です。 今回とりあげるのは「財布」。 ラインナップされたのは、いずれも薄くてコンパクトの2つや3つ折りタイプです。
山で使う財布は普段生活で使ってるものでもいいと思いますが、普段の財布に足りない機能や不要な部分も分かってきて不便を感じるようになったら、この記事を参考に、山用財布を用意するのもいいかもしれません。





∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵
『山と渓谷』 2012年3月号

定価 1,000円 (952円+税)
発行 2012年2月15日 発売
出版社 山と渓谷社

今月号の満足度: ★☆☆☆☆
(今回の単独行の特集は趣旨が曖昧すぎると思います)
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴


関連記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。