山とスキーとローゼンメイデン

登山、スキーについてのブログです。 また、ローゼンメイデンについての記事も書いています。

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  私、きれいなものが好き
  きれいって色々あるの



めぐ1


  大切なのは「触れてみたい」って感じる手
  手を繋ぐとその人のこと、ぜんぶわかってしまうの

  だから、ここに永遠を誓うのよ



めぐ2


  ねぇ、触ってもいい?
  さっきの痣《あざ》、もう一度みせて?

  触ってみたいの



巴


  あれはしるしよ
  約束を忘れないためのしるし

  きっと、わたしたち繋がってるの
  うんと深いところで・・・・・・






                 ◆       ◆       ◆


放課後の誰もいなくなった教室で、学級委員長の巴が転校してきたばかりのめぐにノートを見せている。 このクラスでの授業の進み具合を伝えて、分からない箇所があれば丁寧に教える。


■ ほら、私ずぅーっと入院していたでしょう、ガールズトークとかいいなぁって

めぐは突然、巴に好きな子はいるか尋ねる。

巴はあまりそういう話をしたくなかったし、めぐも本当に知りたくて質問しているわけではなさそうだった。
自分は長期に渡って入院していたから学校での生活をあまり楽しんだことがない、だから同級生との放課後の勉強会ごっこやおしゃべりに憧れていた、とめぐが話す。

こう言われてしまうと、巴も無下にはできない。
めぐと巴のガールズトークはこうして始まる。


                 ◆       ◆       ◆

■ お揃いの傷みたい、なにかの目印に見えてこない?

めぐは、巴の腕に剣道の稽古中に付いたという痣を見つける。
それから自分の点滴跡を指して、お揃いの傷みたいだねと言う。


  なにかの目印に見えてこない?


その言葉は、巴の深い部分に残滓した何かに触れる。

まるで、巴が意識できていない (あるいは無意識に気づかないフリをしている) 「痣」があることをめぐはちゃんと知っていて、その存在を暗に示しているみたいに聞こえた。 そしてめぐは、それが意味するもの、もたらすことになるものまでも正確に予見しているようにみえた。


                 ◆       ◆       ◆




ガールズトーク - ローゼンメイデン番外編 -



『アオハル “sweet号”』に掲載された短編で、登場人物はめぐと巴の2人だけです。

ローゼンメイデン本編を知らない読者にも配慮した内容で、初めから終わりまで、普通の中学生同士のおしゃべりが描かれています (途中で手を握りあったりしますが、それはそれとして)。
もちろん本編を知っていれば、2人の会話の端々から本編へ通じる伏線や言葉の裏に隠れている事象を感じとることができて、一層興味深く読めるのは言うまでもありません。

スピンオフ作品の「ドールズトーク」を意識してのタイトルだと思います。 もともと「ドールズトーク」というタイトルがガールズトークという言葉からもじったものだと思われるので、タイトル的に一周して、原点回帰・先祖返りしたと言えるかも!?


このガールズトークというタイトル、ここでの「トーク」は口で交わすおしゃべりに限らず、広義に「交流」「つながり・絆」を意味しているようです。



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◆ キーワード


■ 痣 《あざ》 ~ 「約束を忘れないためのしるし」 ~

めぐは、手に残る痣を指して「しるし」と言う。
痣については TALE 40 にも記述があり、そこで痣の意味するところはなんとなく分かると思います。

「それが契りってものなのよ たとえ一度約が解けたとしても、糸は簡単に消えたりしないわ。うっすらと…けれどもずっと残るのよ 痣みたいにね」 《TALE 40 より》


それにしても、約束を忘れないためのしるしであるという「痣(あざ)」。 その漢字が、「志(こころざし)」 と 「疒(やまいだれ)」 で成り立っているのは面白いです。


■ 手の交わり ~ 「心の一番深くを繋げる場所」 ~

手は一番深くを繋げる場所であり、だからここに永遠を誓うと言うめぐ。 めぐと水銀燈の深い絆を感じさせるセリフだと思います。

同時に、いま背後にいる雪華綺晶との結びつきは浅く、たまたま思惑が合致しただけの一時的な関係にすぎないと、めぐが宣言しているようにも聞こえます。
というのも実体を持たない雪華綺晶にめぐは触れることが出来ず、手を繋ぐことはできないので。 ともすれば、どこかでこの会話を聴いているであろう雪華綺晶への当て付けと取れなくもないです (物理的な体がないのは雪華綺晶本人のせいではないのですが)。

指輪をはめて契約を結ぶという他にも、ぜんまいを巻く、人形を作りながら呼びかけるなど、確かにローゼンメイデンでは手を通じて繋がることが多い気はします。


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◆ 物語中時系列


この「ガールズトーク」は物語中の時系列的に、 TALE 32 ~ TALE 36 の期間のどこかの話のようです。

「ガールズトーク」は2月14日発売のアオハルに掲載。 この時点で本編はTALE 43まで掲載済み、ちなみにTALE 44の載るヤングジャンプ2012年13号は2月23日発売。



TALE 36 は日曜日にジュンが翠星石を連れて教室へ行く話で、そこでゴミ箱に捨てられためぐの上履きを見つける。 TALE 37 は翌日の月曜日の話で、その日のうちにジュンがめぐに踏まれて病院に搬送されてしまう。
なので今回の話は、めぐが転入してきた月曜日 (=TALE 32) からその週の金曜日までのいずれかの日の放課後で、話数的には TALE 32 ~ TALE 36 の間ということになります。

さらに言うと、火曜日(TALE 33 ~ TALE 35)は除外できると思います。 この日、めぐは屋上にいたけど教室には来ていないし、巴も放課後は部活があったみたいなので。 ちなみにこの日は、桜田家でジュンと皆人のボーイズトークがありました。

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★ 金曜日である可能性

金曜日の出来事として確実なのは、めぐが教室のゴミ箱に上履きを捨てるということ (そして2日後の日曜日にジュンが発見して拾う)。 めぐは金曜日、おそらく一番最後に教室を出ます。
実際、この話の最後に巴は先に帰ってしまい、めぐが一人教室に残されます。 放課後に、めぐが居残って巴に勉強を教わったのはこの時が最初で最後だと思うので、金曜日説はなかなか有力なように思えます。 病弱の転入してきたばかりの生徒が、一人で最後まで居残るとは考えづらいので。

ただし、めぐが巴以外のクラスメイトと居残り勉強をやっているのなら、この金曜日説はあっさり崩れてしまいます。


というわけで、真相は闇の中へ・・・!!
くんくんスタンプ 74点
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<ガールズトーク - ローゼンメイデン番外編 ->

   掲載: 『アオハル “sweet号”』
   ページ数: 12ページ
   登場人物: 柿崎めぐ、柏葉巴
   備考: コミック収録は現時点(2012年6月)で不明
    ┗ 『ローゼンメイデン 8巻』に収録 [2013/1/7 追記]


PEACH-PIT先生のコメント
PEACH-PIT先生のアオハル巻末コメント




『アオハル “sweet号”』 - ヤングジャンプ増刊号 -


アオハルsweet号表紙


   定価 600円 (税込)
   発行 2012年2月14日 発売
   出版社 集英社
   URL http://aoharu-yj.net/


  → アオハル “sweet(スイート) ” (Amazon)




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