2013年2月12日、「山と高原地図」(昭文社)のAndroid版が登場しました。
「エアリア」と呼び親しまれ、ガイド地図の代名詞ともなっている「山と高原地図」がiOS版に遅れること約1年、ついにAndroidアプリとしてもリリースです。
なので、「エアリア」が電子化された、と言ったほうがピンと来るかもしれません。
アプリ自体は無料です。 Google playでダウンロードできます。
アプリには最初は地図データが含まれておらず、個別に欲しいエリアを購入していくことになります。 1エリアにつき450円。
アプリのダウンロード(無料) → Google play : 山と高原地図
* * *
地図をダウンロードする時はネット接続が必要ですが、データを端末に落としこんでしまえばオフラインでも地図は利用でき、使用時は電波状況を気にする必要はありません。
最新の2013年度版をダウンロードできるというのも嬉しいです!
さらに、GPSを搭載してるスマホやタブなら、地図上で現在地を知ることができたり、歩いたルートのログを記録することもできます。
* * *
既にiOSで1年近く稼働しているので(iOS版は2012年4月リリース)、メニューや操作方法などアプリとしての使い勝手はほぼ完成されている観はあります。
アプリをダウンロード、インストールしただけの状態では何もできません。
別途、地図データを購入・ダウンロードする必要があります。
とりあえず、用意されている無料サンプル地図の「サンプル版・高尾山」をダウンロードしてみました。
[エリア選択] → [地図の購入・ダウンロード]
と進み、地図の購入をします。
ダウンロードした地図データは、SDカード内の
/Android/data/jp.mappleon.android.yamatokogen/files/download/
に格納(格納フォルダは、機種によって若干異なる?)。
このようにデータはローカルに格納されるので、圏外でも地図を使うことができます。
ダウンロードしたサンプルマップを開いてみます。
上の画像が拡大・縮小なしの時の通常の大きさ。
コースタイムや水場、登山口へのアプローチ方法など、紙版と同じ情報が地図上に記載されている。
文字も読みやすいです。
ただ、やはり一画面で見られる範囲が狭い。
「山と高原地図」は徒歩移動に使用するのが前提なのでこの範囲でも問題ないし、フリックで簡単に範囲を移動させられるので周囲を見ることも苦ではないかもしれないが、画面をスクロールさせると距離感が掴みにくくなってしまうかもしれない。
また、山で手袋を着けた状態や湿気の多い状態でスムーズに動作させられる保証もないです。
* * *
なので、次は地図を縮小させて、一画面で見られる範囲を広げてみます。
画面の左下に拡大と縮小のアイコンがあり、またピンチでも縮小操作を行えます。
これが縮小させて、一度に見られる範囲を最大化させてみたところ。
ちょっと暗くした部分が、広がった分の領域です。
文字は読みづらくなり、また正直、思ったほど広域を見ることができない。
・地図は縦表示(ポートレート表示)固定で、端末を横にしても回転しません。 これはバージョンアップで変更されていくかもしれません。
・またナビソフトみたいに、進行方向を上に固定することはできません。
アプリ自体はよくできているのですが、タブやスマホといった端末の限界を感じさせられる。
というより媒体による差異があるのは当然で、紙媒体と電子媒体、それぞれの特性と得手不得手を把握することが大切なのかもしれません。
紙の地図に完全に取って代わることはできないけど、電子媒体ならではの強みもあります。
電子版と紙版との比較。
それぞれの長所と短所を把握することで、併用の大切さも分かり、短所を補い合い両者の長所を活かせる方法を見つけられるかもしれません。
● GPSで現在地がわかる、ルートが記録できる。
→ 現在地やGPSロガー機能だけでしたら無料のYamaNaviや山旅ロガーなどでも取れますが、使い慣れている「山と高原地図」上で可能というのがすばらしい。
● 1エリア450円と安い。
→ 紙媒体では950円するので半額以下です。 通常の電子書籍は紙本と値段があまり変わらないことが多く、それを思うと良心的な価格設定です。 すばらしい。
● 可読性に劣る、一度に見られる範囲が狭い
→ 7インチタブでも厳しく感じたので、もっと表示領域の狭いスマホなら尚更かも。
● 液晶画面の宿命
→ 性能が上がってるとは言え、やはり日中の屋外で液晶画面は見づらいです。 稜線上は眩しいので余計に。 夜はヘッドランプなしで見られるからいいかも!?
● 操作性の悪さ
→ 広げただけで使える紙地図と操作性を比較するのは酷です。
● 端末のバッテリーを消費を気にする必要がある
→ 電子機器の宿命。 モバイルバッテリー等、余計な荷物も増えるかもしれない。
● 温度や湿度などの条件によって、端末が使えない場合がある
→ マイナス20度や30度が当たり前の冬山では、端末が使えないこと前提で。
● 付録冊子が付いていない、未収録
→ テントで暇な時などに眺めるあの冊子がないのはさみしいです。
● Androidのバージョンが2.3以上、機種によっては対応していない
● 携行性の悪さ
→ 電子「山と高原地図」だけのためにタブやスマホを持っていくわけではないと思うので、これは関係ないかもしれない。 端末と紙地図とを比較すると重量があり収納にも気を使うので、携行性の悪さも一応加えておきます。
「山と高原地図」が1エリア450円という価格はお手軽で魅力的ですし、アプリを入れて損なしだと思います。
使い方なのですが、公式には紙と併用しろとあるし、それが確実で理想的なのは間違いありませんが、必ずしもそんなことをする必要もないのかもしれません。
というのも、地形図と違って「山と高原地図」はあくまでガイド地図であり、実際はなくても山行には差し支えないものですので。
このアプリがあるから遭難が減ったり、あるいは事故が増えるという大層なものでもないです。
楽しみを広げられるというだけのツール、程度と捉えておいた方がいいかもしれません。
ですから、ガイド地図が大活躍してくれる山行(例えば、あまり馴染みのない山域での一般ルートの縦走)には、ぜひ紙版とこの電子版の両方を持って行きたいです。
従来の紙媒体で得られるコース状況やタイム、水場の位置、エスケープルート、交通機関へのアクセスなどの重要な情報に加え、電子版を併用することで、お馴染みのエアリアマップ上に現在地を取るという楽しみ方が追加されるので。
地図に関しては、1/25000の地形図(紙媒体)とコンパスだけはどんな場合でも必ず持っていくことを心がけて、それ以外は自分の判断でいいのだと思います。
【関連リンク】
■ 商品紹介 : 山と高原地図 マップル・オン
→ http://mapple-on.jp/products/yamachizu/
■ Google play : 山と高原地図
→ https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.mappleon.android.yamatokogen
「エアリア」と呼び親しまれ、ガイド地図の代名詞ともなっている「山と高原地図」がiOS版に遅れること約1年、ついにAndroidアプリとしてもリリースです。
ちなみに、「エアリア」という名称はとっくの昔に廃止されています。 にも関わらず、年配の方だけではなく現役の大学生も使っていたりするので、その浸透力に驚きです!!
なので、「エアリア」が電子化された、と言ったほうがピンと来るかもしれません。
アプリ自体は無料です。 Google playでダウンロードできます。
アプリには最初は地図データが含まれておらず、個別に欲しいエリアを購入していくことになります。 1エリアにつき450円。
アプリのダウンロード(無料) → Google play : 山と高原地図
* * *
地図をダウンロードする時はネット接続が必要ですが、データを端末に落としこんでしまえばオフラインでも地図は利用でき、使用時は電波状況を気にする必要はありません。
最新の2013年度版をダウンロードできるというのも嬉しいです!
さらに、GPSを搭載してるスマホやタブなら、地図上で現在地を知ることができたり、歩いたルートのログを記録することもできます。
* * *
既にiOSで1年近く稼働しているので(iOS版は2012年4月リリース)、メニューや操作方法などアプリとしての使い勝手はほぼ完成されている観はあります。
アプリ画面
準備編
アプリをダウンロード、インストールしただけの状態では何もできません。
別途、地図データを購入・ダウンロードする必要があります。
とりあえず、用意されている無料サンプル地図の「サンプル版・高尾山」をダウンロードしてみました。
[エリア選択] → [地図の購入・ダウンロード]
と進み、地図の購入をします。
ダウンロードした地図データは、SDカード内の
/Android/data/jp.mappleon.android.yamatokogen/files/download/
に格納(格納フォルダは、機種によって若干異なる?)。
このようにデータはローカルに格納されるので、圏外でも地図を使うことができます。
マップ表示
ダウンロードしたサンプルマップを開いてみます。
上の画像が拡大・縮小なしの時の通常の大きさ。
コースタイムや水場、登山口へのアプローチ方法など、紙版と同じ情報が地図上に記載されている。
文字も読みやすいです。
ただ、やはり一画面で見られる範囲が狭い。
「山と高原地図」は徒歩移動に使用するのが前提なのでこの範囲でも問題ないし、フリックで簡単に範囲を移動させられるので周囲を見ることも苦ではないかもしれないが、画面をスクロールさせると距離感が掴みにくくなってしまうかもしれない。
また、山で手袋を着けた状態や湿気の多い状態でスムーズに動作させられる保証もないです。
* * *
なので、次は地図を縮小させて、一画面で見られる範囲を広げてみます。
画面の左下に拡大と縮小のアイコンがあり、またピンチでも縮小操作を行えます。
これが縮小させて、一度に見られる範囲を最大化させてみたところ。
ちょっと暗くした部分が、広がった分の領域です。
文字は読みづらくなり、また正直、思ったほど広域を見ることができない。
その他
・地図は縦表示(ポートレート表示)固定で、端末を横にしても回転しません。 これはバージョンアップで変更されていくかもしれません。
・またナビソフトみたいに、進行方向を上に固定することはできません。
総評
アプリ自体はよくできているのですが、タブやスマホといった端末の限界を感じさせられる。
というより媒体による差異があるのは当然で、紙媒体と電子媒体、それぞれの特性と得手不得手を把握することが大切なのかもしれません。
紙の地図に完全に取って代わることはできないけど、電子媒体ならではの強みもあります。
電子版と紙版との比較。
それぞれの長所と短所を把握することで、併用の大切さも分かり、短所を補い合い両者の長所を活かせる方法を見つけられるかもしれません。
紙版「山と高原地図」と比較して、電子版の良いところ
● GPSで現在地がわかる、ルートが記録できる。
→ 現在地やGPSロガー機能だけでしたら無料のYamaNaviや山旅ロガーなどでも取れますが、使い慣れている「山と高原地図」上で可能というのがすばらしい。
● 1エリア450円と安い。
→ 紙媒体では950円するので半額以下です。 通常の電子書籍は紙本と値段があまり変わらないことが多く、それを思うと良心的な価格設定です。 すばらしい。
紙版「山と高原地図」と比較して、電子版の悪いところ
● 可読性に劣る、一度に見られる範囲が狭い
→ 7インチタブでも厳しく感じたので、もっと表示領域の狭いスマホなら尚更かも。
● 液晶画面の宿命
→ 性能が上がってるとは言え、やはり日中の屋外で液晶画面は見づらいです。 稜線上は眩しいので余計に。 夜はヘッドランプなしで見られるからいいかも!?
● 操作性の悪さ
→ 広げただけで使える紙地図と操作性を比較するのは酷です。
● 端末のバッテリーを消費を気にする必要がある
→ 電子機器の宿命。 モバイルバッテリー等、余計な荷物も増えるかもしれない。
● 温度や湿度などの条件によって、端末が使えない場合がある
→ マイナス20度や30度が当たり前の冬山では、端末が使えないこと前提で。
● 付録冊子が付いていない、未収録
→ テントで暇な時などに眺めるあの冊子がないのはさみしいです。
● Androidのバージョンが2.3以上、機種によっては対応していない
● 携行性の悪さ
→ 電子「山と高原地図」だけのためにタブやスマホを持っていくわけではないと思うので、これは関係ないかもしれない。 端末と紙地図とを比較すると重量があり収納にも気を使うので、携行性の悪さも一応加えておきます。
Google playでの注意書き
・バックグラウンドでルート記録を行う機能はバッテリーを多大に消費します。万が一の場合の連絡手段を確保するため、バッテリーを節約する設定を推奨します(設定方法はアプリ内のヘルプ参照)。
・バッテリー切れに備えて、必ず書籍地図と併用してご使用ください。
・バックグラウンドでルート記録を行う機能はバッテリーを多大に消費します。万が一の場合の連絡手段を確保するため、バッテリーを節約する設定を推奨します(設定方法はアプリ内のヘルプ参照)。
・バッテリー切れに備えて、必ず書籍地図と併用してご使用ください。
まとめ
「山と高原地図」が1エリア450円という価格はお手軽で魅力的ですし、アプリを入れて損なしだと思います。
使い方なのですが、公式には紙と併用しろとあるし、それが確実で理想的なのは間違いありませんが、必ずしもそんなことをする必要もないのかもしれません。
というのも、地形図と違って「山と高原地図」はあくまでガイド地図であり、実際はなくても山行には差し支えないものですので。
このアプリがあるから遭難が減ったり、あるいは事故が増えるという大層なものでもないです。
楽しみを広げられるというだけのツール、程度と捉えておいた方がいいかもしれません。
ですから、ガイド地図が大活躍してくれる山行(例えば、あまり馴染みのない山域での一般ルートの縦走)には、ぜひ紙版とこの電子版の両方を持って行きたいです。
従来の紙媒体で得られるコース状況やタイム、水場の位置、エスケープルート、交通機関へのアクセスなどの重要な情報に加え、電子版を併用することで、お馴染みのエアリアマップ上に現在地を取るという楽しみ方が追加されるので。
地図に関しては、1/25000の地形図(紙媒体)とコンパスだけはどんな場合でも必ず持っていくことを心がけて、それ以外は自分の判断でいいのだと思います。
【関連リンク】
■ 商品紹介 : 山と高原地図 マップル・オン
→ http://mapple-on.jp/products/yamachizu/
■ Google play : 山と高原地図
→ https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.mappleon.android.yamatokogen
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より大きな地図で インラインスケートのCRルート:浮間舟渡 ~ 荒川左岸サイクリングコース ~ 東京都心~江戸川橋付近 を表示
日時 : 2010年1月2日(土)
天気 : 晴れ、やや南の風。
ルート : 浮間舟渡~(荒川左岸)~東陽町~永代橋~東京駅~皇居~水道橋~江戸川橋
合計距離 : 44km
合計時間 : 3時間ちょっと
メンバー : 単独
使用GPS : HOLUX M-241
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今年の正月は、悪天候のため山行計画が中止。
仕方がないので、ミステリーチャンネルでやっていた「名探偵ポアロ」の視聴者選出ベスト10作品の一挙放映などを観て過ごす。でも、何回も観た話ばっかりだ……がっかりだ!
つまらないので、インラインスケートでシティランでもやってみようと思い立つ。
正月は一年のうちで最も東京から人がいなくなる時期だし、2日は大晦日からの強い冬型も弱まって風も弱くなっていたし、好条件がそろっている。
ルートは何回も走ったことのある茅場町から東京丸の内周辺、そこから飯田橋へ繋がるあたりに設定。道幅や舗装がきれいだし、キツイ坂道もない。
ちなみに都内をCRするときは、事前に徒歩でオブザベーションしておかないと、途中で何度も靴を履き替えることになる。
どうせなので、荒川のサイクリングコースも走ってみたくなり、浮間舟渡からスタート。河口あたりまで滑り、そこから一般道に入る。そのあとは地下鉄東西線の路線を辿るように都心に至る。
■ 浮間公園~清洲大橋
距離:24km 時間:70分
浮間公園内でインラインスケートを履きスタート。出発は18時20分、もう真っ暗。
そこから荒川河川敷へ入り、荒川サイクリングロードを下流に向かって走る。追い風気味で、気持ちよく滑ることができた。
以前の記録の参照)
http://rozenyama.blog68.fc2.com/blog-entry-42.html
■ 清洲大橋~木場公園~永代橋
距離:5.7km 時間:30分
サイクリングコースを降りて、一般道に入る。
清洲大橋の通りについた歩道を走る。新開発地域で歩道は広くきれい。途中、SUNAMOという大きなショッピングセンターがあるので自転車や歩行者に注意。そこを過ぎれば明治通りとぶつかる日曹橋交差点までは気持ちよく走ることができる。
日曹橋交差点を過ぎると、東陽町駅前で店も人通りも多くなる。わき道に入ったほうが良い。
西友や江東区役所の前の道は石畳で走りにくいが、我慢して真っ直ぐ西へ進むとやがて木場公園に着く。公園内は広くトイレやベンチ、自動販売機もあるので、ゆっくり休憩出来る。
木場公園を出てからは、319号の横断歩道を渡り、首都高の木場インター出口のわきの道を西へ進んでいく。門前仲町まで高架下の舗装された道を滑る。ここでは、スラロームを楽しむスケータに良く出会う。
赤札堂のあたりで高架下から出ることになるが、ここは門前仲町駅前付近なのでまだ永代通りに出ないで、さらに裏道を西の方へ進む。墨田川にぶつかる辺りで左折すると、永代橋に着く。
■ 永代橋~茅場町~東京駅~和田倉噴水公園
距離:3.2km 時間:15分
永代橋を渡り都心へ。
ここからは歩道も広く、またオフィス街なので休日は歩行者が少ない。ビルの谷間を颯爽と走るシティランの醍醐味を味わえる。
人が少なければ、永代通りをひたすら皇居にぶつかるまで直進していけばいいと思う。わき道に入っても、この辺の道はきれいだ。
東京駅やオアゾの前を走るのも楽しいが、今回は直進した。
内堀通りにつきあたり左折、和田倉噴水公園へ。ライトアップされた噴水が幻想的だ。
■ 和田倉噴水公園~一ツ橋~飯田橋~江戸川橋公園
距離:6km 時間:30分
皇居から北西方向へ。都心から遠ざかるほど道は悪くなっていく。
和田倉噴水公園のすぐ前の横断歩道を渡って、お堀沿いの歩道を神保町方面へ行く。ここは皇居を外周するマラソンランナーのメッカ。上空からみて反時計回りに走る人が多いのだとか。つまり、今回のルートをであれば、ランナーたちを追い抜いていくことになる。
正月でほとんど誰もいなかったが、もしランナーがいたら追い抜く際はぜひ気を遣ってくださいね!
平川門の信号を渡り、白山通りへ。
真っ直ぐ行くと神保町だが、やはり人が多いので途中でわき道に入ったほうが良い。
靖国通りを渡り、水道橋方面へ。
外堀通りを後楽園から飯田橋駅手前まで行く。外堀通りは、横断歩道を渡ってトヨタやハローワークのビルなどが並んでいる歩道を滑ったほうが舗装が良い。
やはり飯田橋駅前に至る前に右折する。
飯田橋から江戸川橋へは、ちょっと遠回りだが首都高の高架沿いに行ったほうがいい。斜めに突っ切ろうとして神楽坂辺りを通ると、行き止まりになったり坂も多く、また道が真っ直ぐではないので迷子になりやすいのだ。
そうして、江戸川橋公園へ……。
今回はここまでです。 というか、インラインスケートでシティランを楽しむにはこの辺が限界…かな。
ここから池袋や高田馬場、新宿へ出ることも出来ますが、もうごちゃごちゃしすぎてまともに走れない感じです。適当なところでスケートを脱いで、電車や徒歩で帰るほうがいいと思う。
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- インラインスケートのルート:新木場 ~ 荒川左岸サイクリングコース ~ 浮間舟渡
- 神宮外苑のサイクリングコースでインラインスケート
より大きな地図で インラインスケートのルート:新木場 ~ 荒川左岸サイクリングコース ~ 浮間舟渡 を表示
日時 : 2009年12月13日(日)
天気 : 晴れのち曇り、北の風。
ルート : 夢の島公園~荒川河口橋~葛西臨海公園~清洲大橋~(荒川左岸)~浮間舟渡 合計距離 : 33.5km
合計時間 : 2時間ちょっと
メンバー : 2人
使用GPS : HOLUX M-241
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新木場駅前から出発、荒川下流域のサイクリングコースを滑るこのルートは、概ね舗装が良く気持ちがいい。2時間ちょっとの行程。
ただ今回は、終始向かい風に逆らいながらのランとなってしまった。
■ 夢の島公園~荒川河口橋
距離:1.3km 時間:6分
国道357号(東京湾岸道路)に沿って歩道を滑ることになる。
今回のスタート地点
新木場駅を降りたら、夢の島公園方面に横断歩道を渡る。横断歩道を渡ってすぐのところに公園の入り口がある。この公園が今回のルートのスタート地点だ。
荒川河口橋までは舗装も良く人通りも少ない。信号もないので、あっという間に橋にたどり着くはず。
■ 荒川河口橋
距離:1km 時間:14分
荒川河口橋は、今回のルートを通じて最初にして最大の障害物。
橋の手前で一度インラインスケートを脱ぎ、普通の靴に履き替えたほうがいいかも。その理由は2つある。
1つ目は橋の高さ、というか歩道の狭さ。
wikipediaには「桁下高さが27mあり、レインボーブリッジ(52m)に次いで、東京都内で2番目の高さを誇る」とある。とは言え、取り付きの斜度は大したことがなく、そのまま慣性で突っ込めないこともない。CityRunをするような人には問題にならない程度の斜面だ。しかし、橋についている歩道はそんなに広くはなく、上から人や自転車が来てすれ違う時には止まってよける必要がある。
そもそも足を斜め前に出していくというインラインの登行方法が、斜度のある狭い道を登ることに適さないから仕方がない。
橋の歩道は狭い
2つ目は歩道の路面状況。
実はこれが問題。取り付き部分は普通のアスファルトだが、坂を登りきるあたりから、小石がむき出しの妙な舗装に変わる (おそらく滑り止めか何かなのだろう。しかし、こういう舗装は自転車のみならず、車イスや老人の歩行にとっても障害となる)。これが、葛西側の橋のたもとまで続くのだ。ウィールが10cmに満たないインラインスケートを履いたままだと、苦行以外のなにものでもない。
実際、今回は脱がないで橋を走行したが、ウィールをとられそうになったり、両足パラレルで下るときも脳は揺さぶられ、足は痺れまくりました。かなり疲れた。
と、絶対にいいことがないので、橋の取り付きあたりで履き替えることをお勧めします。
この舗装……海の雰囲気でも出そうとしたのかな
■ 荒川河口橋~葛西臨海公園
距離:1.6km 時間:10分
さて、橋を渡りきったら葛西臨海公園へ。
公園へのアプローチはご自由に(観覧車に向かって進めば、そのうち着く)。もしインラインスケートを履いたまま橋を渡ったのであれば、橋を下りきったところを右に折れ、サイクリングロードに合流してしまった方がいいかも。公園に行かず、そのまま下流に向かって走り出してもいい。
■ 葛西臨海公園~清洲大橋
距離:4.2km 時間:15分
サイクリングコースを走り清洲大橋へ。
サイクリングコースは綺麗な舗装で、2車線ある気持ちのいいコース。途中、ランプのような凹凸もあって、人がいなければ軽くエアなんぞ決めてみてください。
10分ほど走り、最初の大きな橋が清洲大橋。そこから橋を渡って荒川右岸へ移動。橋には広い歩道があり路面もきれい。荒川河口橋のような窮屈な思いはしない。
つきあたりが清洲大橋
橋を下るときは自転車用のスロープを利用してもいいけど、近くにSUNAMOというショッピングセンターがあって自転車の往来が烈しい。ここは階段で降りたほういいかもしれない。インラインで階段を降りるときは、手すりにつかまって反対向きに下りると安全。
そして、荒川の河川敷へ。
■ 清洲大橋付近~浮間舟渡付近
距離:24km 時間:80分
いよいよ荒川サイクリングロード。
概ね路面は良好。途中で休憩出来るし、仮設トイレもある。さらにインラインスケートなら、雨が降り出したり体調が悪くなったら、堀切駅や平井駅にエスケープすることもできる。
安心お気楽で、人が少なかったらかなりのスピードも出せる、課題克服には持ってこいのところ。向かい風の時はかなりキツイが、それはそれで効率のいい滑りの探求が出来る……(と自分に言い聞かせながら走るのがコツ)。
水分補給を忘れずに。
■ 浮間舟渡付近~浮間公園(浮間舟渡駅前)
距離:0.8km 時間:3分
浮間舟渡へ行くにはこのゲートを目安に
新岩渕水門を超えて最初のゲート (赤羽ゴルフ倶楽部のクラブハウスの脇)あたりから土手に上る。この時点でインラインスケートを脱いでも駅まではそう遠くない。
土手から川と反対の道路へは、斜度15,6度くらいの細い坂道を滑って行ける。登ってくる人や自転車がいないのを確認して、スキーのショートターンの要領でスピードをコントロールしながら下ろう。
車の少ない道を選び、浮間公園へ。ここが今回のゴール。
駅前には牛丼屋の松屋や、マクドナルド、スーパーやコンビニがある。
今回のゴール地点
インラインスケートも楽しいね!
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