山とスキーとローゼンメイデン

登山、スキーについてのブログです。 また、ローゼンメイデンについての記事も書いています。

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RozenMaiden newanime tale1

Anime-TALE 1 / アリスゲーム

まきますか まきませんか


ついに、ローゼンメイデンの新アニメが始まりました!

静かに流れるBGMと明度や彩度を抑えた色づかいが印象的な作品で、駆け足で展開していく物語さえも、淡々とした雰囲気に包み込んでしまうように感じられました。

まずは何より、丁寧に描かれたローゼンメイデンの登場人物たちの動く姿を見られることが嬉しいです。


今回の内容


今回のアニメTALE1 は原作 『Rozen Maiden(旧シリーズ)』 のダイジェストで、全7巻(全46話)を25分に凝縮したものです。

ダイジェストと言っても本筋の要約というよりは、登場人物紹介を主眼としているみたいに感じました。
7人のドール、全員の顔見せがあったのも良かったです。


  ジュンはゼンマイを巻く、
  すると、彼の運命と世界は動き出す。



130705_03.jpg
今回のジュンの選択は「まきます」


今回は来週からの「本編」に備えての導入編なので、きれいな絵や音楽を楽しめばそれでいいと思います。
この回だけで、内容を理解しようとする必要は全然ないです (なにしろ原作は連載11年目を迎える長編ですし、それに対して30分の映像だけで伝えられることなんてごくわずかです)。


「まかなかった世界」 へ繋がるポイント


とは言え、せっかくなので 「まかなかった世界」 へと繋がるポイントも抑えておいた方が良いとは思います。

アニメTALE1 は30分のプロモーション映像ではありません。
やはり、れっきとした第1話として作られたからには、単に登場人物や作風の紹介のみならず、視聴者に把握しておいてもらいたいことも描かれていたはずです。


次回からスンナリ話に入るためのいくつかのポイント

※ これから本編でも回想などの形を使って描かれると思うので、ここに挙げるいくつかはネタばらしを含む可能性があります。

   赤色の文字・・・今回の話で描かれていたこと
   グレーの文字・・・アニメで描写はなかったけど重要だと思われること

  • ジュンが「まきます」を選ぶ
  • 蒼星石が斃れ、そのローザミスティカが水銀燈の手に落ちること
  • 雪華綺晶は実体を持たないアストラル体の人形
  • 実体のないままだと現実(物質)世界へ出てこられない
  • 雛苺が雪華綺晶に器を奪われ、真紅にローザミスティカを託す
  • 真紅もまた雪華綺晶に搦め捕られて、動きが取れなくなってしまう
  • 蒼星石のボディが消失すること
  • 水銀燈がめぐと契り、雪華綺晶がめぐを連れ去ってしまうこと
  • 全ての鏡が「nのフィールド」への出入口と成りうるわけではない
  • 最後、ジュンが自分の手で扉を開ける選択をすること


130705_07.jpg
ジュンが扉を開けたことで物語は大きく展開する、次回以降のお楽しみです

あと、真紅と水銀燈の仲が悪いこともちょっとミソです。


内容や演出に関して、その他


その他感想です。

演出については、特にラプラスの魔の使い方が上手いと思いました。
冒頭でいきなり、正装をしたうさぎが鼻歌を歌いながら手紙をしたため封蝋を施す様は、何も知らない視聴者の興味も引きつけると思います。
最後も上手く〆ていて、凝縮されたダイジェストを一気に観て混乱したかもしれない視聴者の意識を、次回へ向けさせるような流れを作れていたと思います (溢れた水を導くみたいに)。

金糸雀のほふく前進が遅くなっているところや、他の姉妹が窓ガラスを割って侵入してくる中、水銀燈だけがスマートな手品みたいに抜けるところとか、そういう細かい演出も面白いです。

ジュンの部屋に大きく貼られたくんくんポスターの演出も気が利いています。

くんくんポスター
くんくんも今夏に新シリーズが開始です! (もちろん作中で)


BGM


アニメ旧シリーズと同じ光宗信吉さんが作曲されました。
映像の色調や絵の風合いに合った新しい曲が使われています。 アレンジ曲も入ってたかもしれませんが、わかりません。

水銀燈の桜田家襲来時の曲や、人形師ローゼンの工房から巴の家に映像が切り替わる時の曲などが好きです。


声を当てるのは、旧アニメシリーズと同じ声優さんたちです。

声のトーンが映像の風合いにマッチしています。
色調に合わせて声域を調整し、適切なトーンを選択しているのかもしれません (雪質や温度に応じてスキー板のワックスを変えていくみたいに)。 数年を経たので声質そのものの変化もあるかもしれませんが、それは好ましい方向への変化だと思います。

初登場した雪華綺晶の声、次回予告をした店長と斉藤さんの声も合っていると思います。



ちょっと気になったこと


予想以上に綺麗な絵でしたし、雰囲気もとても良かったです。
アニメの第1話、大満足でした。

一方で、気になった点もあります。

是非とも見たかった (見せて欲しかった) 場面が結構いろいろ削られてしまったのは残念ですが、それは尺がカツカツで仕方のないことです、どうしようもありません。

でもせっかく入れたシーンにも、インパクトをあまり感じられないというのが多かったです。 怖さや残酷さがなく、どこまでも平坦に中立的に 「事実」 のみが描かれた気がします。 なんというか、歴史の教科書を読んでるような淡白さを感じました。

無駄に残酷なのは自分も嫌いですが、アリスゲームはローゼンメイデンの根幹部分で、残酷さと悲劇性がないと物語自体の説得力を失ってしまう気がしたので、その点はちょっと気になりました。


もっとも今回はダイジェストで歴史絵巻をイメージして作られたのかもしれませんし、また、『りぼん』にも連載されている漫画なので幅広い年齢層が視聴する可能性を考えれば、それも仕方ないのかもしれません。


まとめ


原作を忠実に再現するめに 「余計な解釈を入れなかった」 ことで分かりづらい部分もあり、そこら辺は賛否両論あると思います。
ただ、これで新しいアニメシリーズの志向や方針がなんとなく見えた気がします。

満足できた1話ですし、これなら次回からの展開にも期待できると思いました!





< アニメ TALE 1 「アリスゲーム」 >

・放映日: 2013年7月4日(TBS)
・登場人物: 桜田ジュン、水銀燈、金糸雀、翠星石、蒼星石、真紅、雛苺、雪華綺晶、柏葉巴、結菱一葉、桜田のり
・原作範囲: 『Rozen Maiden』 序章前編・後編, PHASE 1 ~ 43, EXTRA PHASE



[ ブログ内関連ページ ]
2013年の「ローゼンメイデン」新アニメ 7月よりTBS系列にて


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