Anime-TALE 4 / ティーポット
どうやらしばらく、ここにいるしかないようねローゼンメイデン第4話です。
いよいよ真紅が動き出し、作品の雰囲気も少し変わったように感じられました。 デフォルメされた絵がたくさん出て来ましたし、明るめの音楽が多かった気もします。
今回の内容
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<あらすじ>
ジュンは、nのフィールドで真紅となった人形を現実の世界へ持ち帰る。 携帯電話を通じてやってきたホーリエがローザミスティカを投入し、ジュンが改めてぜんまいを巻く。 ここに真紅が (仮の器ではあるにせよ) 蘇る。 ジュンは真紅の仮のマスターとなる。 その一連の出来事は、すべて雪華綺晶の知るところであった。・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
毎回、丁寧に原作がなぞられています。
原作ファンとしては、「あのシーンが飛ばされた」 とか 「あのセリフがない」 といったふうにヤキモキしなくていいのが嬉しいです。
まかなかった世界の(仮)真紅
ジュンは、nのフィールドで真紅となった人形をまかなかった世界に持ち帰ってきます。
まいたジュンが携帯電話を通じて人工精霊ホーリエを送り、真紅 (となった人形) にローザミスティカを投下します。
ちなみにホーリエが持ってきたローザミスティカは、真紅本体から取り出してきた本物です。
本物の真紅は ―― アニメ第1話でも少し描かれていたのですが ―― 雪華綺晶に搦め捕られてしまいました。
真紅は隙をみてローザミスティカだけを抜き取らせ、一旦、雪華綺晶の力の及んでいない世界へ逃れ、捲土重来の機会を窺っているというわけです。
ここで一瞬でも雪華綺晶の目を欺けたのは、真紅のボディ内にあるもう1つのローザミスティカの元持ち主・雛苺の活躍があったおかげだったりします。
仮下僕
まかない世界の真紅はボディが仮の器だということもありますが、多分そういうことではなく、大学生のジュンはゼンマイを巻いただけで 「薔薇の契約 (指輪に口づけ)」 を結んでいないので、仮の下僕なのだと思います。
真紅のマイカップ
真紅のマイカップもまかない世界に届いてました。
「少女のつくり方」 の何号かの付録として送らせたのかもしれません。
留守番をする真紅 (まいた世界・まかなかった世界)
今回アニメオリジナル表現で、ジュンが出かけた後に部屋を探索する真紅が描かれますが、すごく良かったです。
というのも、居心地の悪い 「仮暮らし」 してる感じが出ていたと思うので。
まいた世界で、やはり真紅が一人で留守番するシーンがあるのですが 《 原作 TALE 30 》、そこでは真紅が 「リラックス乙女」 を解禁してダラリとくつろぎます。 そのだらしない姿が 「本当の居場所にいる」 感じを醸し出していて、今回の 「仮の居場所にいる」 感じと対比しているように思えました。
原作を知っているとそのようなことが感じ取れるのですが、読んでいないくても、このシーンは真紅がかわいらしく表現されていたので楽しめたと思います。
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今回、真紅の心情が読み取れるような表情の変化もたくさんありました。
ジュンが当然のようにアルバイトへ出かけていくことに対する驚きや、ジュンが洋服デザインについて語っている時の心配そうな表情 (真紅はジュンが引きこもる原因となった事件を知っている)、それに、その洋服の話を素直にすごいと受け入れてくれる人間がジュンのそばにいたことの安心感など、やはり真紅がまかなかったジュンのことも気にかけていることが伝わってきました。
真紅は、まかなかった世界のジュンが自分の手で扉を開け、「外の世界」 に自分の少しずつ自分の居場所を確保しつつあることを感じたのかもしれません。 「仮」 の下僕にとどめたのは、こちらのジュンはなるべく巻き込みたくないという真紅の優しさなのかもしれません。
まかなかった世界
ジュンが 「まきません」 を選択した時、ローゼンメイデンが世界に存在する可能性はなくなりました。
これがまかなかった世界です。
「まかなかった世界」 は新しく創造された世界などではなく、1つの可能性が消えたというだけで、元々の世界と何ら変わりがありません。
検索結果をみると、「まいた世界」 には都市伝説レベルという程度ですが、ローゼンメイデンを知っている人も少なからずいるようです。
◆ ◆ ◆
ローゼンメイデンたちは 「まきます」 を選ばれた時に初めて 「その世界にいてもいいよ」 ということになって、世界と紐付けられるものなのかもしれません。
つまり、真紅が自分たちローゼンメイデンを 「招かれざる客」 と表現していますが、それに則って言うと 「まきます」 は 「まねきます」 ということ、とも解釈できそうです。
まかなかった世界の出入口
今回真紅も言っていましたが、現在まかなかった世界で確認されている 「安定的なnのフィールドへの出入口」 は、ジュンの携帯電話の画面だけです。
数インチというサイズなので人工精霊みたいに小さいものなら出入りできますが、人形や人間の大きさではそこを通り抜けることができません。
それは強い力を持つ雪華綺晶といえども例外ではなく、なので当面は雪華綺晶も直接的には手を出して来られないと考えて良さそうです。
大学生ジュンの部屋
原作ではユニットバスだったので鏡は1つだけでしたが、アニメ版では洗面所と風呂場の2箇所に鏡があります。
今回の話の中では、洗面所の鏡が波打ち、風呂場の鏡にも雪華綺晶のイバラが映っていました。
両方がnのフィールドに繋がりそうな雰囲気があります。
特にまかなかった世界ではnのフィールドへの出入口となる鏡は貴重なので、2枚とも繋がるとなると、出入口のレア度がかなり下がりそうです。
「今回は私へのおみやげがあるんだって」
レギュラー化している謎の絵本、第3話目です。
前に帰ってきたとき、
伯父さんは私の家に来た。
そのときのおみやげは、
外国の高いお酒。
父さんは大喜びだったけど、
子供にはつまらない。
でもね、
今回は私へのおみやげがあるんだって。
伯父さんは私の家に来た。
そのときのおみやげは、
外国の高いお酒。
父さんは大喜びだったけど、
子供にはつまらない。
でもね、
今回は私へのおみやげがあるんだって。
「私へのおみやげ」 が何であるのか気になります。
もしかしたら、ローゼンメイデン本編に繋がるようなものかもしれません。
あと、ちょっと気になったのは、第2話では 「叔父さん」 だったのが今回は 「伯父さん」 になっていたことです。
同一人物の話をしていると思うので、単なる誤字だとは思いますが。
次回予告
第5話 「天使の黒い羽根」
放送日 : 2013年8月1日 (TBS)
http://www.tbs.co.jp/anime/rozen/story/index-j.html#story05
いよいよ水銀燈の登場です!
< アニメ TALE 4 「ティーポット」 >
・放映日: 2013年7月25日(TBS)
・登場人物: 桜田ジュン、店長、斉藤さん、真紅、雪華綺晶
・原作範囲: 『ローゼンメイデン』 TALE3
[ ブログ内関連ページ ]
◆2013年の「ローゼンメイデン」新アニメ 7月よりTBS系列にて
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