山とスキーとローゼンメイデン

登山、スキーについてのブログです。 また、ローゼンメイデンについての記事も書いています。

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RozenMaiden newanime tale7

Anime-TALE 7 / 存在した時間

覚えていてジュン、もし私が消えてなくなったとしても・・・


ローゼンメイデン第7話です。

新アニメは全13話だと予想され、ということは今回までで半分が放映されたことになります (ダイジェスト版だった第1話はとりあえず数に入れないものとして)。 残すところもあと6話。

今回は折り返しということで、懐かしい面々もお目見えします!



今回の内容


    ・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

<あらすじ>

「世界は変えられる」 とメールの送り主が告げる。 ジュンはその言葉を信じて (あるいは信じたフリをして)、真紅の目を盗み人形を作り続ける。 やがて人形製作は水銀燈の知るところとなるが何か目論見があるのか、ジュンの邪魔をしてこない。 一方、nのフィールドに閉じ込められているまいたジュンも、まかなかった世界で新しい人形が作られていることを知り不安を覚える。


    ・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・


「夢見るなよ」 という店長の口から発せられた取るに足らないとも思える一言は、真紅たちがいずれこの世界から立ち去ってしまうという事実と相俟って、今のジュンに重くのしかかってきます。

中学時代に体験した 「自分が世界から断絶されている感覚」 は今もなお、ジュンの中で強い影響力を持ち続けているようです。 質量の大きな星みたいに強大な引力を有していて、ことあるごとにジュンを 「あちら側の世界」 へ引きずりこもうとします。


ジュンは中学時代の記憶を否定し履歴から消し去り、今ある世界を変えるために、『新・少女のつくり方』 を作り続けます。



『新・少女のつくり方』



世界から切り離された闇のような世界で 『新・少女のつくり方』 だけが赤い光を放っていてる ―― まるで真っ暗な海底で深海魚が獲物をおびき寄せるために光を発するみたいに、魅惑的に ――


赤く光る『新・少女のつくり方』


            *       *       *

実際のところ、ジュンがメールと 『新・少女のつくり方』 の送り主をまいた世界の自分だと信じているのかは不明です。

というのも、真紅も再三にわたって怪しいと警告してくれていますし、自分にとって都合の良いことばかり言ってくる今回の差出人をジュンも疑っているはずです (最初に真紅を作る時は何かの詐欺だと疑っていましたし、ジュンはわりと用心深いところがあるので)。

それでも (信じてるフリをして?) メールのやりとりを続け、相手にパーツを送らせ続け、人形を作り続けるのは、ジュンがもはや自暴自棄みたいな心理になっているからなのかもしれません。 世界を変えられさえすれば、この際、雪華綺晶という敵っぽい人形でも構わない、みたいな・・・。


『新・少女のつくり方』 の本当の送り主

今回はまいた世界のジュンも登場します。
そこで、メールも 『新・少女のつくり方』 も まいたジュンが送り主ではない ことが判明します。

本当の送り主は・・・まだ不明です。



存在した時間


ジュンの膝の上に座った真紅が絵本を読んでもらいながら、語りかけるシーンは印象的でした。

今、この時間は確かに存在したのだわ

覚えていてジュン
もし私が消えてなくなったとしても、貴方が作ったお人形のことを……この真紅が貴方と過ごした時間のことを……


ここには、真紅のいろいろな想いがこめられていると思います。


1つにはもちろん、真紅の、自分が去ってしまうことでこの世界には何も残らないと思いこんでいるジュンへの願いです。

世界中に知ってもらう必要もないが、ジュンだけには自分が存在したことを覚えていて欲しいと真紅は願います。

たとえ物理的な器が消滅したとしても、思い出や記憶を持ち続けることが消えゆく相手にとっても、そして自分自身にとってもおそらく意味のあることだ、と真紅は言います。
雛苺のやさしさや気高さを絶対に忘れまいとする、真紅自身の気持ちの表れでもあるように感じられました。


            *       *       *

もう1つ、ジュンの前回の質問に対しての補足的な意味もあると思います。

前回第6話で、ジュンの 「過去を変えて今を変えるために、何かできることはないか」 という質問に対して、その時は冷然と事実のみを伝えた真紅ですが、今回は真紅自身の考えも示します。


過去をなかったことにすることはできない、それは確かに存在したことだ、とりあえず事実として受け入れなければいけない。 その上で、共存や適切な距離の取り方を模索していくというやり方もある。

と、真紅は言いたかったようにも思えます。

原作旧シリーズ 《Rozen Maiden PHASE 23》 で、やはり真紅がジュン (まいた世界・中学生) の膝の上に座り語るシーンがあり、今回はその繋がりと捉えることができると思うのですが、その時に語った内容を考えるとそのように推察できると思います。


Rozen Maiden Phase23より まいたジュンと真紅
《Rozen Maiden PHASE 23》 より まいたジュンの膝の上で語る真紅


《PHASE 23》 ではこのジュンとのやりとりのあと、真紅が苦手な相手・水銀燈との対話を持ちます。 つまりジュンに語っているのと同時に、自分自身に対しても言い聞かせていたのだと思います。


            *       *       *

話は戻りますが、まかなかった世界の大学生のジュンは、何も知らない店長につまらないことを言われただけで、確かに存在した斉藤さんとの絆もあっさり否定してしまっています。 またその他にも、ジュンは自分へよせられる思いやりや好意に対しても鈍感なところがあるようです。

真紅はジュンに対して、そういう確かに存在する他人からの思いを感じとって、もっと自分の中に受け入れていくべきだ、とも言いたかったのだと思います。


想いや出来事を文字 (=形あるもの) として残すという行為は、まさに人形師ローゼンが 「究極の少女」 という仮説的な概念を、形あるものにしようとローゼンメイデンを作った行為を彷彿とさせられます。

「なぜ人間は形あるものとして残そうとするのか」 という真紅の問いは 「なぜお父様が自分たちを作ったのか」 という問いでもあったように思えます。



            *       *       *

そういう 『ローゼンメイデン』 のストーリーとは関係なく、この場面は個人的に好きです。
実際に覚えることのある 「いつの日か、この時を、懐かしさとかやるせなさを伴って思い出すことがあるんだろうな」 という予感が、うまく表現されていたと思います。



ジュンと水銀燈


真紅の 「存在した時間」 の話の後もジュンは人形を作り続けますが、この時はもう、藁にもすがる思いとか世界を変えるとかそういう目的ではなくなっていたかもしれません。 何かを作りたい・完成させたいというジュンの中のマエストロな部分が彼を創作行動にかき立てていだけ、だと思いたいです。

とにかくも、そうやって人形を作り続けているところを水銀燈に見つかります。


一刻も早くめぐ探しを再開したい水銀燈ですが、nのフィールドへ戻ることもできない以上、できることもなくひたすら受身的に変化を待ち続けていたわけですが、ジュンの人形製作の事実を知り、真紅同様に雪華綺晶の罠である可能性に思い至り、何かが起こる予感を覚えます。

そういうわけなので、水銀燈は人形作りの邪魔をするつもりは元よりありませんでしたが、これを利用してジュンから力を分けてもらおうと企てます。

しかし、ジュンにはコケオドシが通じず調子を狂わされます。
結果的に力を分けてもらうという約束を取り付けられましたが、水銀燈は憮然とします。


その時に水銀燈はポッキーを食べますが、旧アニメシリーズでもあったドールがポッキーを食べるシーンと比較すると、体の大きさの違いが一目瞭然です。

130831_05.jpg
ポッキーで見る、新旧アニメのドールの大きさ 上が「旧」・下が「新」



         ÷ ◆ ÷ ◆ ÷ ◆ ÷ ◆ ÷ ◆ ÷ ◆ ÷ ◆ ÷ ◆ ÷ ◆ ÷


ラプラスの魔は、ジュンと水銀燈のやりとりを確認して何やら満足気です。 まかなかった世界の扉をそっと閉めると、今度は別の扉を開きます。

そこで、舞台はnのフィールド内のまいたジュンのいる場所へ移ります。


ラプラスの魔




まいた世界のジュン


まいたジュンは、アニメ第一話の最後で扉を開けnのフィールドに入ります。
目的は、雪華綺晶に捕まったローゼンメイデンたちを助けること。

時々もう一人のジュンからのメールが届き、そこから断片的ながら、まかなかった世界の情報を得ています。

まかなかった世界のジュンが何者かの誘いに乗って、新しい人形を作ろうとしていることまでは把握できましたが、それを阻止する手立ては持ちあわせていないようです。
まいたジュンは金糸雀と一緒にいますが、二人とも自由に身動きがとれない状態にあります。


まいたジュンは金糸雀のマスター・草笛みつ (愛称みっちゃん) とは、雪華綺晶に気取られることなく、確実に連絡を取り合える状態にあるようです。

みっちゃんはマスターなので雪華綺晶の捕獲対象でもありますが、まいた世界で普通に会社へ行ったりして日常生活を送っているようです。

みっちゃんは (ローゼンメイデンのマスターとしては珍しく) 現実世界とうまく折り合いをつけていて、やりたいこともできているので、望む夢を与えるのと引き換えに精神体を奪っていく雪華綺晶のやり方は通用しにくいのかもしれません。



『てのひらの人形』 第6話


絵本『てのひらの人形』


私はすぐに一つ目の大きな人形に向かって
「アイスクリームが食べたい」と言った。
そしたら

食堂のコックさんが
立派なアイスクリームを持って来たんだ。
「どうぞ。作り過ぎてしまったから、
お嬢ちゃんにサービスだよ」



一体目の人形に掛けた願いごとは、みごとに聞き届けられたようです。

もし叔父さんの言うことが本当で、一つの人形が一つの願い事を叶えてくれるとしたら、あと6つの願い事ができます。
そして、このローゼンメイデンのアニメも残すところあと6話・・・。

絵本の女の子は、あと6回アイスクリームを食べられます!


130831_04.jpg
今回、ジュンは真紅に絵本 『てのひらの人形』 を贈る




次回予告


第8話 「アンティークドール」
放送日 : 2013年8月22日 (TBS)

http://www.tbs.co.jp/anime/rozen/story/index-j.html#story08




< アニメ TALE 7 「存在した時間」 >

・放映日: 2013年8月15日(TBS)
・登場人物: 桜田ジュン、まいたジュン、水銀燈、金糸雀、真紅、斉藤さん、ラプラスの魔
・原作範囲: 『ローゼンメイデン』 TALE5, 6, 7



[ ブログ内関連ページ ]
2013年の「ローゼンメイデン」新アニメ 7月よりTBS系列にて


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