山とスキーとローゼンメイデン

登山、スキーについてのブログです。 また、ローゼンメイデンについての記事も書いています。

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『ローゼンメイデン』 の物語は、 ある男が 「究極の少女(という仮説的な概念)」 を形あるものとして創出しようと試みた時から始まる。

その男の名はローゼン。 人形師で、 さらに付け加えるなら錬金術師だった。




ローゼンメイデンとは のタイトル


ローゼンメイデンとは

2002年にスタートして現在も連載が続く漫画、原作者はPEACH-PIT。
TVアニメにもなってシリーズ化されている。

「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にて連載中。





   この記事は未完成です。
   加筆・修正をしていきます。






(記事)

アリス




ローゼンメイデンとは 7人のドール




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ユング 錬金術と無意識の心理学 (講談社プラスアルファ新書)


本書は、カール・グスタフ・ユング著 『オカルトの心理学』(島津彬郎・松田誠思編訳 サイマル出版会 1989年)所収の「精神現象としてのパラケルスス」を、講談社のご厚意により「講談社+α新書」の一冊として刊行するものである。
――『錬金術と無意識の心理学』訳者あとがきより

底本は、C.G.Jung: Paracelsus as a Spiritual Phenomenon(The Collected Works of C.G.Jung vol.13. Ed. by Herbert Read )


錬金術と無意識の心理学とローゼンメイデン
『Rozen Maiden』 PHASE24 より


『錬金術と無意識の心理学』の概要


心理学者のユングが、中世の医師であり錬金術師であり哲学者でもあるパラケルススの著書(ここでは『長寿論』)・思想を示しまとめ、心理学的観点から解釈し言及したガイドブック的な論文。パラケルススの功績を紹介し、錬金術とはどういうものか、そして、錬金術がどのように現代の心理学と照応するかを論述している。

ユングは、パラケルススが手に触れていながら正体をつかむに至らなかった思想・哲学の中に、自己や無意識など現代心理学の概念を見出したようだ。

「把握できないものを無数の秘教的言語で把握しようと努力し、無意識からくる象徴的暗示を懸命につかみとろうとしたのだと思われる」 (p.141)
「過去の思想的遺物をつかって、蘇った原型的経験に新しい形を与えようとしたのである」 (p.142)



内容は理解しづらい。

医師・思想家としてのパラケルスス像を描いた論文であるが、一読決して理解しやすいものではない。パラケルススの思想と、パラケルスス独特の用語法がむずかしいことにくわえて、その背景にある錬金術それ自体が、なかなか現代のわれわれの思考習慣になじまないからである (p.165)



訳者あとがきまで入れると230ページあるが、翻訳部分は第1~4章までで、134ページほどしかない。


『錬金術と無意識の心理学』の読み方


自分の場合、一読目ではほとんど理解出来なかったので、とりあえずユング心理学の大まかなところを掴むことにしました。 『ユング心理学入門』 (河合隼雄 著・培風館/岩波書店) が、内容もまとまっていてユング心理学の入門に最適だということで購入。 実際、わかりやすくて面白いのでオススメです!
パラケルススについても少し知りたくなったので、『妖人奇人館』 (澁澤龍彦 著・河出出版) を読んでみました。13章あって、そのうちの1章でパラケルススを扱っています。本のタイトル通り、学者の伝記というよりは、伝説をまとめた伝奇的な話です。 パラケルススの他に、サン・ジェルマン伯やカリオストロなど、ローゼンメイデン本編にも名前の挙がる人物も取り上げられています。伝奇に興味のある方には面白いと思います。

『ユング心理学入門』 を読むことで、確かに無意識とかアニマとか自己というものがなんとなく分かって、錬金術で言うところの「自然の光」や「化学の結婚」という概念と繋がった気はするのですが、所詮付け刃ではその辺が限界らしく、続出する専門用語に飲み込まれっ放しでした。
3読目では、きっちりノートをとりながら用語を抑えていったのですが、それでもとても追いつかず……。3回のアタックを試みて、3回とも山頂に辿りつけずに敗退という結果に終わりました。

それでも、なんとなく言いたいことは分かってきましたし、面白い本なのでこれらの作業は苦痛ではありませんでした。

ユング心理学入門―“心理療法”コレクション〈1〉 (岩波現代文庫)ユング心理学入門 (岩波現代文庫)
妖人奇人館 (河出文庫)
妖人奇人館 (河出文庫)



ユングにとっての錬金術、およびパラケルスス


パラケルススの宗教的見解は、この錯綜した事態のなかに、現代においてますます明確な形をとりつつある哲学的、心理学的、宗教的諸問題の萌芽が見てとれるのである(p.3)

錬金術が化学の母であるだけではなく、現代の無意識の心理学の先駆であることに、私はかねてから気づいていた。したがって、パラケルススは、化学医療にとどまらず、経験心理学や精神医療の開拓者でもあるといえよう(p.146)



また、訳者はあとがきでこう述べる。

ユングは人間を探究するこのようなパラケルススの基本的態度と方法のなかに、無意識の心理学の研究をすすめていくうえで重要なヒントを発見したのである。(中略)この困難な問題に長年取り組んだユングは、パラケルススを頂点とする錬金術の実践と哲学のなかに、先駆的なモデルがあることを発見したのである。




パラケルスス(1493-1541)とは


本名は、テオフラストゥス・ボンバストゥス・フォン・ホーエンハイム。彼の目指したものは、実践的な医師として患者を治し救済すること、ただその一点に集約されるようだ。病気の原因を正確につきとめ、適切な治療方法を発見するために、化学や医学、錬金術、神学、占星術をほとんど独学で探究し、魔術までも探求領域に引き入れたという。
その甲斐があって、パラケルススは新しい医療技術を開発し、めざましい治療効果をあげる。また、彼の著書の中には心理学的、精神医学的のパイオニア的役割を果たすものが含まれている、ともいわれる。一方で、「正統」を誇る伝統的医学会の権威と正面から対立することにもなった。

パラケルススは、過去や当代の医学者たちに対して非常に攻撃的であったという。
彼の目指すものが医学の権威と対立するものであったことに加えて、生来の性格と無意識の自己矛盾が、彼を攻撃的にさせたのだという。自己の中に「教会」と「自然」という両立しない思想を抱えながら、その矛盾点に自分では気がつかずに外部に敵を見出していった、とユングは分析する。

「無意識の自己矛盾に陥ると、不寛容でいらだちやすくなり、手段を尽くして敵をねじ伏せようという無益な願望を抱く」(p.30)

彼ほど悪名高く、伝説の多い男もめずらしいが、ゲーテのような後世の文学者も絶大な尊敬を捧げているように、現在では、じつは偉大な学者であったことが証明されている。(『妖人奇人館』 pp.112-113.)


いずれにしてもパラケルススの行動は、自然を科学的に探究する道を切り開くことに繋がっていく。


『錬金術と無意識の心理学』 目次



第1章 人間の本性のなかにある光
 ・自然の光と精霊の光
 ・魔術
 ・錬金術
 ・秘儀的教説

第2章 パラケルススの『長寿論』
 ・解読にあたって
 ・イリアステル
 ・アクアステル
 ・アレス
 ・メルジーネ
 ・秘儀的(アルカナ)実体としての王の子
 ・蒸留による「一」なる中心の産出
 ・春に達成される合一

第3章 人間の自然性と霊性の再統一
 ・自然的変容の神秘
 ・闇の光
 ・人間の2つの本性の合一
 ・「最大の人間」の四元性
 ・無意識と関係回復

第4章 錬金術の心理学的意義
 ・『長寿論』の結び
 ・メルジーネと個性化の過程
 ・永遠的人間の聖なる結婚
 ・霊と自然
 ・教会の秘蹟と錬金術の作業
 ・おわりに

終章 ユングとパラケルスス 松田誠思


特に重要な用語について


理解不足でとても説明できそうにないので、抄出にとどめます。

自然の光
無意識の心理学の観点からいえば、「自然の光」は「無意識内部の一種の意識」「夢がもつ知性」(p.180)
異教的であり、錬金術、占星術、魔術などが拠り所とするもの(p.22)
聖霊の光とは別の第二義的な知識の源泉(p.17)
自然の光は事実の直感的理解力、真実を照らしだす一種の光(p.19)
永遠的なものは聖霊の光から直接発し、時間的なものは自然の光から直接発する(p.21)

錬金術
錬金術の過程・行為は、ユングが最も重要視した自己実現「個性化」、意識と無意識の合一の過程・事象に符号しているようだ。

錬金術の作業の本質は、第一質料(いわゆる混沌)を、 能動的原理=魂 と 受動的原理=身体 とに分かち、しかるのちに両者が 「化学の結婚」=合一 によって人格化され、再統一されるところにある。(p.34)
「化学の結婚」から「英知の子」、すなわち「賢者の子」が生まれた。(p.36)

生命
バルサムを含有する秘薬にほかならぬ(p.56)

バルサム
四元素の構造が物質的なものによってではなく、物質的なものを保持する力によって単一の構造に集約しようとすること(p.57)

イリアステル
存在一般の根本(「万物の発生因」)(p.64)
バルサムとほぼ同じものであるが、バルサムはイリアステルの薬学的、化学的側面をさすとみなすこともできよう(p.58)
結合力=合一のエネルギーをもつとみなす(p.58)
すべての人間の中に1つのイリアステルが宿り、それが各個人の資質を独特の形で結合しているのである。しがたって、普遍的形成原理であると同時に、個性化の原理でもあるように思われる。(p.58)
力動的な生命の霊的原理として、善と悪をともに許容するように思われる(p.62)
イデアの世界にあるのは「一者」のみであり、これはイリアステル(原注45)から抽出される初源の被造物である(p.50)
  (原注45) イリアステル自体が被造物であると同時に、イデアの世界に潜在する万物を、そこから引きだし、現実に存在させる機能をもっている。


アクアステル
イリアステルの水性、水としてのあらわれ(p.60)
メルジーネ的形成原理(p.60)
魂とは天上的アクアステル(p.61)
無意識という近代的概念にもっとも近い(p.62)
霊的原理でもある(p.61)

また、アクアステルを人格化したものが人造人間(ホムンクルス)だという

アレス
イリアステルよりいっそう明確な個性化原理(p.64)

メルジーネ
女性に擬せられるこの生物はアクアステルの領域に属し、魚とか蛇の尾をもつ水の精である(p.66)
無意識の魂の表象である(p.71)


ローゼンメイデンと『錬金術と無意識の心理学』


ローゼンメイデン原作ではPHASE24に、アニメでは2期の第4話にこのタイトルの書が登場する。真紅の所蔵している本で、ドイツ語の原書のようだ。

最初にも引用した訳者あとがきのように、原題は『精神現象としてのパラケルスス』。したがって、真紅が発した「錬金術と無意識の心理学」というタイトルはドイツ語の直訳ではなく、日本で出版された書籍のタイトルに言い改めたことになる。
ちなみに、北米版ローゼンメイデンDVDでの英訳は "The Psychology of Alchemy and the Unconscious" となっている。これは『錬金術と無意識の心理学』を直訳したものであり、このタイトルの本は実在しない (→ 実在する"Paracelsus as a Spiritual Phenomenon"が、これに該当)。


イデアのイリアステル
PHASE34の「イデアのイリアステル」というセリフは、雪華綺晶自身を指してのことではない気もする


どちらにしても、『ローゼンメイデン』と『錬金術と無意識の心理学』はお互いに関係のない別の物として、それぞれを楽しめばいいと思います、とりあえず。


それでも本書やユング入門を読んでみると、ローゼンメイデンに登場するものに用語を当てはめてみたくなります。
もう一人のジュンは「影」だとか、ローゼンにとってのアリスは「アニマ」だとか、ローザミスティカの合一は「聖なる結婚」を意味するとか、そんな感じで……。

それはそれで面白いのだけど、ただ、その当てはめごっこに捉われすぎて、それが事実であると思い込んでしまうのは避けるべきだと思うのです。そうやって言葉を当てはめていき、それぞれの「箱」に仕分けたところで、結局のところ何もわからない気がするからです。それどころか、分かった気になってしまい、それ以上きちんと読むこと・考えることをやめてしまって、ローゼンメイデン本来の面白さを削いでしまう気さえするのです。


いずれにしても、ローゼンメイデンを見ていなければ手にすることのなかったであろう本で、1つのことがキッカケになり新しい方向に興味の枝葉を伸ばしていくのは楽しいことです。




『錬金術と無意識の心理学』 (講談社+α新書)

  カール・グスタフ・ユング 著
  松田誠思 訳

  発行: 株式会社講談社
  定価: 本体 880円(税別)








  アリス、白いうさぎ、鏡の中の世界、チェス盤、お茶会……

ローゼンメイデンと『ふしぎの国のアリス』『鏡の国のアリス』を繋ぐキーワードは、実はこれくらいしかない。


にも関わらず、ローゼンメイデンの元ネタの1つが、これらルイス・キャロルのアリスを主人公とした2タイトルであると思えてしまうのは、根本的な世界観が似ているからかもしれない。
暗示に満ちていて、幻想と現実が交錯していて、そしてナンセンスな世界……。


アリスとローゼンメイデン





■ ルイス・キャロル
作者のルイス・キャロルの本業は、数学の教授。そのほか、イギリス国教の副牧師にも任じられていたという。また、ふしぎの国のアリスをはじめ、彼の創作物の収益は全て社会事業に寄付されたらしい。


■ ふしぎの国のアリス
この作品以前の児童文学というのは、教訓と道徳を説くのが目的とされ、内容がわざとらしいものであったという。アリスは、社会のしがらみかみに捉われず、純粋に空想世界を描いたことが高い評価につながった。


■ 数ある本から、どれを読むべきか
ふしぎの国のアリスは世界中で出版されているし、日本国内だけでも複数の出版社から何種類もの翻訳本が出ている。それらを読み比べて、独自の批評をしている人たちも少なくないみたいで、ネットで検索すると相当数のサイトがヒットする。

ここでは、とりあえず福音館書店刊の文庫で、生野幸吉の訳本をオススメしておきます。
この本の良いところは、挿絵はオリジナルと同じジョン・テニエルで、翻訳文章も無難、値段もお手頃、といった取っ付きやすいところです。
ただ、他の版を持っている人はわざわざ買うほどではないし、これから買う人も欲しいものがあれば、そっちを買えばいいと思います。




Alice's Adventures in Wonderland
Author : Lewis Carroll

『ふしぎの国のアリス』 (福音館文庫)

ルイス・キャロル 作
生野幸吉 訳
ジョン・テニエル 画



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あらすじ

アリスはピクニックに来ていた。 しかし、一緒にいる姉は本を読んでばかり。 退屈していたアリスの前を、白いうさぎが走り去る……懐中時計を手にとり、独りごとをつぶやきながら。
そのうさぎを追って深い穴に落ち、アリスは不思議な世界に迷い込む。

  ………………………‥‥‥‥‥・・‥‥‥‥‥………………………


I. Down the Rabbit-Hole
第1章 うさぎの穴を落ちてゆくと

II. The Pool of Tears
第2章 涙のプール

III. A Caucus-Race and a Long Tale
第3章 コーカス・レースと長いお話

IV. The Rabbit Sends in a Little Bill
第4章 ウサギの使いのちびのビル

V. Advice from a Caterpillar
第5章 イモムシのくれた忠告

VI. Pig and Pepper
第6章 ブタとコショウ

VII. A Mad Tea-Party
第7章 気ちがいどうしのティー・パーティー

VIII. The Queen's Croquet-Ground
第8章 女王のクローケー・グラウンド

IX. The Mock Turtle's story
第9章 ニセ海ガメのものがたり

X. The Lobster-Quadrille
第10章 エビのカドリール

XI. Who Stole the Tarts?
第11章 パイをぬすんだのはだれ?

XII. Alice's Evidence
第12章 アリスの証言




Through the Looking-Glass, and What Alice Found There
Author : Lewis Carroll

『鏡の国のアリス』 (福音館文庫)

ルイス・キャロル 作
生野幸吉 訳
ジョン・テニエル 画


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あらすじ

ある寒い日、猫と遊んでいたアリスは鏡の中の家を想像する、そして、暖炉の上の鏡に触れてみる。鏡の表面からはいつも硬質さが失われていて、そのままアリスは鏡を通り抜けてしまう。
鏡の中は左右が反転しているだけではなく、全てが奇妙な世界だった……。 アリスをチェスの駒になぞらえて、物語は進んでいく。

  ………………………‥‥‥‥‥・・‥‥‥‥‥………………………


I. Looking-glass house
第1章 鏡の家

II. The Garden of Live Flowers
第2章 いきている花たちの庭

III. Looking-glass Insects
第3章 鏡の国の虫たち

IV. Tweedledum and Tweedledee
第4章 ティードルダムとティードルディー

V. Wool and Water
第5章 毛糸と水

VI. Humpty Dumpty
第6章 ハンプティー・ダンプティー

VII. The Lion and The Unicorn
第7章 ライオンと一角獣

VIII. It's my own Invention
第8章 「それはわたし自身の発明です」

IX. Queen Alice
第9章 女王・アリス

X. Shaking
第10章 ゆすぶり

XI. Waking
第11章 めざめ

XII. Which Dreamed It?
第12章 夢を見たのはどちらかしら?






 



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