山とスキーとローゼンメイデン

登山、スキーについてのブログです。 また、ローゼンメイデンについての記事も書いています。

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TALE16 / 声
全てをここに導いたのは お父様…!

 「やっと…やっと会えたですね…蒼星石!」

ジュンが蒼星石の指輪に口づけすると、雪華綺晶は叫び声を上げ苦しむ。
そして、その雪華綺晶の仮の体に、はっきりと本来の持ち主である蒼星石の顔が浮かび上がる。

 「新たなマスターを得てローザミスティカが戻れば 蒼星石もきっと…」

なにやら、翠星石には蒼星石を取り戻すための策があるようだ。

そして、雪華綺晶の体にローザミスティカが浮かび上がる。
ジュンと契約を交わすことで、そのボディに残存していた蒼星石の記憶が呼び起こされて、雪華綺晶のローザミスティカを拒絶しているのだという。

 「相容れないボディとローザミスティカが反発し合っているです」

この不安定な状態を作り出し、トドメに蒼星石のローザミスティカをボディに戻すことで、ボディから雪華綺晶を追い払って蒼星石を取り戻す、翠星石は最初からその計画だったのだ。

 「あぁ…あ マス…マス…タ… マスタ…」

ボディに拒まれて実体を保てなくなりつつある雪華綺晶は、それでも最後の力でジュンを呼び続ける。
力の源としてのジュンを呼んでいるだけなのか、それとも……。

機は熟した。
翠星石は水銀燈に、奪った蒼星石のローザミスティカを返すように求める。

 「さあ水銀燈!そろそろ観念してもらうですよ!」

水銀燈は、しかし蒼星石のローザミスティカの返却を拒否する。

その時、翠星石と真紅にも異変が起こる。
ヒザに力が入らず、立っているのもやっとのようだ。
2人ともマスターのいない状態が続いたために、もう力が残っていないのだ。

しかし水銀燈もまた、体内の蒼星石のローザミスティカが拒絶反応を起こしていて、戦える状態ではない。
つまり、全てのドールが思うように動けなくなってしまったのだ。

それにしても、と水銀燈は思う。
真紅の指輪や蒼星石の指輪は、なぜこうも早く復活していたのか……。
マスターと契約を解除すると指輪は失われて、長い時間をかけて再生していくはず……。
指輪が元に戻るには、あまりに早すぎる。

また、真紅も翠星石がタイミングよく現れたことを不思議に思う。それも、都合よく蒼星石の指輪を持って。

 「貴女をこのまかなかった世界に導いたのは…」
 「真紅、本当は貴女もその答えを知ってるハズですよ」

そして、翠星石は言う。
お父様が全てをここに導いた、と。

真紅には、思い当たる節があったようだ。
雪華綺晶の罠に嵌ったとき、確かにお父様の声を聞いたのだ……。


そのとき、舞台の時計がまた動き出す。


蒼星石は顔だけでなく、体を取り戻しつつある。

 「水銀燈!お願いです 蒼星石のローザミスティカを…」
 「いやよ!絶対に返さない これは私のよ」

仕方ないと言って、別のローザミスティカを取り出す翠星石。

 「待ってて下さいです 蒼星石… 雪華綺晶から解放してあげるですからね……」

このローザミスティカは果たして、どこから持ってきたものなのか……。


時計はさらに回る。


おそらく真紅の言っていた世界が重なった状態になったのだろう。
ジュンは気が付くと知らない世界にいた。

暗闇に文字だけが浮いている。
文字だけで出来た世界、かつてまいた世界のジュンも訪れた「第0世界」と呼ばれる世界にいつの間にか連れてこられたようだ。

その世界には一体の人形がいて、倒れたジュンの顔をのぞきこんでいる。
まかなかった世界のジュンは知らないが、それはローゼンメイデン第2ドールの金糸雀。
そして、傍らには中学生のまいた世界のジュンが立っていた。



次回は42号掲載予定


<TALE 16>
掲載:週刊ヤングジャンプ 2009年36・37合併号 / 8月6日(木)発売
ページ数:25ページ
登場人物:ジュン、真紅、水銀燈、雪華綺晶、翠星石、金糸雀、巻いた世界のジュン

ヤングジャンプ 2009年 8/27号 [雑誌]


[ 関連ページ ]
前回 TALE 15
ローゼンメイデン原作の全話レビュー
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