山とスキーとローゼンメイデン

登山、スキーについてのブログです。 また、ローゼンメイデンについての記事も書いています。

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ローゼンメイデン (「週刊ヤングジャンプ」 にて連載) が最終回を迎えました。

まずは、原作者のPEACH-PIT先生に 「お疲れ様 & ありがとうございました」 と言いたいです。


ローゼンメイデン FINAL TALE


読後感は目覚めの良い朝みたいにとても爽やかな、それでいて、わずかに残った幸せな夢の余韻が切ないような、そんな気分です。

最終回とか関係なしに、しばしの間、この想いに浸っていたいです。




最終回 - FINAL TALE -


まいたジュンは今、大きな目標を掲げて邁進中。
その目標とは、失われた真紅のローザミスティカを新たに創り出し、真紅を目覚めさせること。 ジュンはこれから世界中を廻る旅に出るという。

旅立つジュンの姿は、バーズ版 (『Rozen Maiden』) のラスト、真紅のボディを取り戻すために出立するシーンとも重なります。

でも今回は一人で扉を開くのではなく、他のローゼンメイデンたちのドールと一緒です。

この旅について語られることはもうないかもしれませんが、ジュンたちならきっと、成し遂げられる気がします。


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2002年に始まったローゼンメイデンたちの物語も、これで一旦おしまいです。

PEACH-PIT先生は他にもいくつかの着地点・着陸姿勢を考えていらしたと思いますが、今回の終わり方はその中でも最良の選択だったのでは!?と思えるくらい、綺麗にまとまっていました。


でも、本当に終わってしまうのですね。

これが望みうる最高の最終回の形であろうことは疑いの余地もありませんし、惜しみのない拍手を送りますが、それでも連載が終わってしまうという現実のもたらす喪失感やさみしさは、やはりどうしようもないところです。


    ・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

カラー扉絵



扉絵 ローゼンメイデン FINAL TALE
ローゼンメイデン最終回 カラー扉絵 <週刊ヤングジャンプ 2014年8号掲載>


7人のローゼンメイデンたちが描かれています、みんな幸せそうな表情です。

このイラストに描かれたモチーフは読者の願いでもあり、同時に、薔薇乙女を創った人形師ローゼンの望みでもある気がします。


    ・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

雪華綺晶


幸せそうな雪華綺晶を見ることができた、というのも嬉しいです。
これは 「最良の最終回」 と感じさせてくれる大きな要因だと思います。


真紅の鞄で眠る雪華綺晶に対して発せられるジュンのセリフが印象的です。

最終回 眠る雪華綺晶

安心して目をつぶって眠る雪華綺晶の姿は、生まれたての動物みたいです。


 「……よかったなおまえ、初めてゆっくり眠れるんだな」

このジュンのセリフと描かれた絵は、(逆説的)に 『新装版 Rozen Maiden 第7巻』 の扉イラストを想起させます。

それは鞄に入ることもなく夢を見ることもできず、ただ体を丸め虚空の一点を見つめるだけの雪華綺晶の姿を描いたイラストで、今回の雪華綺晶とは対照的でした。

新装版 Rozen Maiden 第7巻 扉イラスト
『新装版 Rozen Maiden 第7巻』 の扉イラスト

                 ◆       ◆       ◆

それと、
世界を廻る旅の門出で、雪華綺晶がまかなかったジュンに対して 「少しだけ、いってきます」 と言った場面も感慨深いです。

雪華綺晶にも、帰るべき場所ができました。


    ・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

水銀燈


水銀燈は現実と対峙します。

現実世界は、あくまで冷徹な中立性を貫く。
死の病を抱えた人間の命を容赦なく奪っていきます。

娘を失い自失するめぐの父親と黒い天使


めぐの父親は、我が子の治療費を稼ぐため仕事に没頭して、見舞いに行けなかったことで娘には憎まれ、妻には出て行かれる。 そうやって自分の人生の全てを注いできたが、結果的にめぐを救うことはできなかった。
子どもが助からないことは最初から分かっていたことだし、自分では覚悟を決めていたつもりだったけれど、「その時」 が実際に来るまでは目をそらして逃げていた、とめぐの父親は悔い自分を責める。

めぐパパは、基本的に誠実で優しい人なのだと思います。
出て行っためぐの母親に娘の死を知らせれば少しでも自分の心の負担を減らせそうですが、既に関係のなくなった人間に余計な精神的負担をかけさせることをよしとはせず、自分一人で抱え込む。 めぐパパはそういう人のような気がします。

それだけに、閉ざした扉の向こう側で静かに一人で壊れていくみたいな。。


現実問題として、めぐの父親には何が残るのだろう、と思う。
彼はこれからの人生、何を心の支えとして生きていくのだろう。


 「貴方の罪は私が持っていくわ」

と水銀燈は、めぐの父親に告げる。


このセリフからは、真紅の言った 「誰もおきざりにしないこと、誰もひとりにしないこと」 、めぐとの約束 「死んでも一緒だわ」 など、水銀燈がいろいろな人達から受け取ってきた想いを感じ取ることができる気がします。

めぐパパにとっても水銀燈にとっても、悲しみや痛みを分かち合うことのできる相手がいることは心強いと思います。


やがて水銀燈は 「さようなら」 を言い残し、立ち去る。


「さようなら」 と水銀燈は言う
このコマ、「水銀燈がめぐパパの命を奪った」 ように見えなくもないかも??



    ・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

金糸雀


めぐパパのこれからのことを考えると水銀燈も暗澹たる気持ちになってしまうと思いますが、そんな水銀燈にとって金糸雀の明るさは救いなのかもしれません。

最終回の金糸雀
この二人、本当に仲がいいです


読者としても、この作品での金糸雀の存在はいろいろと救いでした。


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雛苺


雛苺も無事に戻ってきました。
また、今回は雛苺が大学生ジュンと初顔合わせします。

ジュンのぼりをまだ続けていて、一見すると何も変わってないように見えますが、随分と成長しているのだと思います (より難易度の高いジュン・クライミングに挑戦中!、とか)。

オディールと巴が仲良くなって文通をしている、という描写も良かったです。


    ・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

ジュン


まかなかった大学生のジュンはもちろん、まいた中学生のジュンも絶好調です。

まいたジュンは鏡がない場所までも出口にしてしまったりと、すっかりnのフィールドに精通しています。
もう、ラプラスの魔とも互角にかくれんぼとか出来そう。


    ・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

ラプラスの魔


そのラプラスの魔ですが、てっきり最後に登場してなんか口上を述べると思いこんでいましたが、結局、姿を表さず終いでした (そのことで逆に意表を突かれました)。

いたらいたで、いなかったらいなかったで、人の心をかき回す方です。


ラプラスの魔
最終回に姿を見せてくれず少しさみしかったので、ラプラスの魔



むしろ今回は、最終回ということで場面もめまぐるしく移り変わり、まるで読者が 「ラプラスの魔の視点」 で物語を見ていたような気もします。

それは、ラプラスの魔が読者に仕掛けた最後のいたずらなのかもしれません。




<FINAL TALE>
掲載: 週刊ヤングジャンプ 2014年8号 / 1月23日(木)発売
ページ数: 29ページ




これからのローゼンメイデン


- 2014年 -

■ 1月30日 【ゲーム】 『ローゼンメイデン Wechseln Sie Welt ab』 発売
■ 2月19日 【BD/DVD】 『(新アニメ)ローゼンメイデン 第7巻』 発売
■ 4月 【コミックス】 『ローゼンメイデン 第10巻 (最終巻)』 発売
■ 未定 【画集】 発売

【連載中のローゼンメイデンのスピンオフ作品】
■ 『ローゼンメイデン dolls talk』 (漫画:かるき春)
  「りぼん」 にて連載中
■ 『まいてはいけないローゼンメイデン』 (漫画:ちょぼらうにょぽみ)
  「となりのヤングジャンプ」 にて2014年1月28日まで連載
  → http://tonarinoyj.jp/manga/maitehaikenai/


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ローゼンメイデン完結記念として、プレゼント企画もあります。
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関連記事

▼ スノーピ さん -URL- のコメント #- | 2014.01.28 01:37 [ 編集 ]


tomo318i 様

> 単なるポジティブとも違った力強さがある最終回でした。

そうですね。
お話はとりあえずここでおしまいにするけど、まだまだ物語は続いてる、って感じがして良かったです。 想像力を掻き立てられます。

「全てが終わって、めでたしめでたし」エンドだったりしますと、その最終回の時点が幸せのピークで、あとは下降していくだけみたいな予感を覚えてしまったりしますし。。 (例えば、王子様と結婚して終わりだったら、やがてくるであろう倦怠期のことを考えてしまったり、魔王を倒してバンザイな終わり方だったら、その後の国内での権力闘争や政治宣伝、云々のことを心配してしまったり)

それに今回のような最終回ですと、もしかしたら続編や番外編みたいのもあるかも、という期待も持てます。


> 「鏡の無い場所にジュンが出てくる」のはちょっと不思議でした。まあ、彼は「扉」を使っているんだと思います。

同じ世界にある近所の学校への扉と、別軸上の未来世界への扉を間違えるというのもすごいです。

「インターネット・ブラウザのブックマーク」とか「カーナビの良く行く場所」みたいな感じでいろいろな世界の扉を登録していて、ちょっと隣と押し間違えちゃった、みたいな感じだったのでしょうね。 もっとも、nのフィールドでは時間も空間的距離も意味をなさないみたいなので、実際、大差ないのでしょうけれど。

> もしかしたらちょっとnのフィールドのルールに手を加えたのかもしれませんね。

ルールが変わった新しい「nのフィールド」の名称は、頭に'Ju'を付け加えて「Junのフィールド」になったり、ならなかったり。。


いずれにしましても、PEACH-PIT先生がまた、なんらかの形でローゼンメイデン関連の作品を描いてくださると嬉しいです。




▼ tomo318i さん -URL- のコメント #- | 2014.01.27 13:17 [ 編集 ]


本当に綺麗なラストだったと思います。

新しい生活、新しい目標、新しい関係(サラッと斉藤さんがジュンの部屋に入ってきてますけど、鍵を持っているということですよね)。

単なるポジティブとも違った力強さがある最終回でした。「コリンヌ」はいただけませんけれど(笑)。

「鏡の無い場所にジュンが出てくる」のはちょっと不思議でした。まあ、彼は「扉」を使っているんだと思います。もしかしたらちょっとnのフィールドのルールに手を加えたのかもしれませんね。

さて・・・実は、私もラプラスの魔に期待してたんですよね。ちょっとした皮肉なんかを言いながら締めてくれるとばかり思っていたのですけれど・・・このラストじゃ皮肉も言いようがなくなったのだと解釈しておきましょう。

読者の視点がラプラスの魔的だというのは、驚きました。言われてみれば様々な時間、様々な場所の出来事を同時に知ることが出来る存在ですものね。














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